動画広告市場の発展に不可欠なのは、新媒体の登場
次に動画広告市場の発展に不可欠であると考えられていることについて。全体を通して多くの関係者が、「新しい媒体の登場」を第一に挙げている。
既存大手のYouTubeやこれに続く大手ソーシャルメディア以外の新しい媒体に対する期待値が高いということなのであろうか。だとすると、どのような媒体を求めているのかというニーズを、今後掘り下げていく必要がある。
 Q:動画広告市場の発展において欠かせないと思われることについてすべてお答えください
マクロミル・デジタルインファクト調べ
ちなみに立場別では、「新しい媒体の登場」という回答割合が最も大きいのは、広告主の51.0%であり、広告会社(34.0%)、ベンダー(31.0%)、メディア(35.0%)を大きく引き離している。
広告主に求められる、デジタル広告への知見
動画広告の普及と市場拡大は、広告主にどのような影響を及ぼすのであろうか。今後高まる(増える)と最も多くの人が考えているのが、「デジタル広告の取り扱いに関して求められる知見」であった。
動画広告は、静止画と比べるとクリエイティブの取り扱いや、プロモーションにおける動画ならではの効果測定に対するより高い知識水準が求められることが、その理由の一例として挙げられるかもしれない。
 Q:動画広告の普及と市場拡大は広告主にどのような影響をもたらすと思われますか?(N=400、単一回答)
マクロミル・デジタルインファクト調べ
動画広告市場の「成長」という、誰もが納得するトレンドの裏側には、様々な要因・要素が隠れている。なぜ成長しているのか、どこが成長しているのか、それが誰にどのような影響を与えるのか、それら一つひとつの問いに対して、業界関係者一人ひとりに対して問うと、返答は立場や時と場所により様々である。今後も定点観測を続け、動画広告市場の成長を追っていきたい。
