動画広告市場成長の原資は広告主の新規予算
右肩上がりの動画広告市場。ここ流れてくる予算はどこからきているとされているのだろうか。最も割合が大きいのは、新規予算という回答。そしてこれにテレビ広告、ネット広告(バナー)が続いている。
 Q:今後の動画広告市場成長の原資となる広告主予算の出所について、
当てはまると思われるものをすべてお答えください(N=400、複数回答)
マクロミル・デジタルインファクト調べ
この問いに対する、回答者の立場別(業態別)クロス集計結果である。
 マクロミル・デジタルインファクト調べ
まず「新規予算」の割合が最も大きいのが広告主であり、「テレビ広告予算」の割合が最も高い(※)のが広告会社であるという点は、何か印象に残る。
※“新規予算”および、“テレビ広告予算”の縦軸を参照
もう一つ印象的なのは、バナー広告や検索連動型広告など、他のネット広告からの予算シフトについて、該当すると回答した立場別の割合に関して。それぞれ、広告主の回答割合が、他の立場の割合と比べると最も高い(※)という点である。
※“ネット広告(バナー広告)予算”および、“ネット広告(検索連動型広告)”の縦軸を参照
業界全般では、動画広告というとなんとなく「テレビ広告を中心とするマス媒体の予算から流入している」というイメージが強いが、このアンケート結果からは、当事者である広告主よりも、周辺のほうが、「マス予算が動画広告に流れている」ということをより強く意識しているという実情も浮かんでくる。
