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三菱HCキャピタル、AGC、jekiがオフィス内デジタルサイネージ広告における実証実験を実施

 三菱HCキャピタル、AGC、ジェイアール東日本企画(以下、jeki)の3社は、オフィスビル内デジタルサイネージ広告の新規事業開発に向け、新丸ビルで実証実験を実施。効果検証の結果を発表した。

 同実証では、購買力の高い層が多く集まるオフィスビル共用部として、化粧室にAGCのディスプレイ一体型ミラー「ミラリア」を設置し、jekiが構築した配信システムで広告や天気・ニュース情報といったコンテンツを表示した。広告効果はjeki監修のもと、各フロアに入居する就業者へのアンケートによって測定した。

 これにより、3社はオフィスビル共用部における新たな広告配信プラットフォームの構築を進める。今後は同実証で得られた知見を活用し、2026年度中に鏡を広告表示デバイスとして活用するデジタルサイネージ広告サービスの提供開始を目指す。

就業者の約55%が広告コンテンツを認知

 実証実験では、第一期・第二期を通じて、就業者の約55%がサイネージ広告コンテンツの認知を示した。第二期ではコンテンツ数を2件から7件に増やした結果、個々のコンテンツの認知度が向上する傾向が確認された。

広告への印象は良好、エンタメコンテンツには課題

 アンケートでは、広告やニュース・天気情報に対する印象について「普通」「良い」「非常に良い」といったポジティブな回答が90%以上を占めた。広告数が増えてもネガティブな反応増加は見られなかった一方、ゲーム性を取り入れたエンタメコンテンツへの受け入れには課題が残った。

接触頻度と行動変容も明らかに

 第一期、第二期全体を通じて、媒体への1日あたりの平均接触頻度は約3.9回、第二期では1回あたりの接触時間が平均47.8秒だった。

これにより、就業者は1日あたり約3分間(約186.4秒)媒体に接触している計算に。また、広告に接触した後9%が「商品を調べる」「店頭に見に行く」「購入する」などの行動を起こした。

調査概要

調査主体:三菱HCキャピタル、AGC、ジェイアール東日本企画
場所:新丸ビル26階・30階
実施期間:第一期 2025年1月21日~2月28日、第二期 2025年6月1日~7月31日
対象:三菱HCキャピタル・AGCの従業員
回答数:第一期 388名、第二期 408名

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2025/10/31 13:15 https://markezine.jp/article/detail/50075

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