「バズ」は「コンテンツ主導型」から「ユーザー編集型」へ
「ユーザー編集型」はInstagramに限らず、最近の新たなバズのトレンドといえます。特定のユニークな情報やコンテンツが、“無編集のままシェア”されてバズが生まれる従来の「コンテンツ主導型」に比べ、「ユーザー編集型」では情報やコンテンツにユーザーなりの解釈やアレンジを加えたり、さらにはそれをユーザーが模倣して新たなコンテンツに仕立てたりと、“編集されてシェア”されることでバズが生まれていきます。

最近の事例に例えるなら、一大ブームとなった「逃げ恥ダンス」は“自分も踊ってみる”ことでユーザーによりアレンジ・模倣されながら拡散していった、「ユーザー編集型バズ」の典型といえます。
そして企業のマーケティング施策においてバズを狙う、かつ特に女性がターゲットである場合は、この「ユーザー編集型バズ」を狙うことが有効です。“編集”がともなうことで、ユーザー自身がより深く情報や商材を理解し、体験する、という副次的な効果も期待できます。
Instagramの普及により、今「バズ」のあり方が大きく変化しています。今後は「とにかくバズらせたい」ではなく、そのマーケティング施策のターゲットとゴール、そして「バズらせる」側のインサイトを的確に見極めた上での緻密なプランニングが、より一層求められるといえそうです。
