動画クリエイティブのクオリティの高さ訴求
実際に20日より配信しているのは以下の動画だ。
今回の動画を構成するにあたり行ったオリエンテーションで花王は、伝えたいことやブランドの概要の紹介にとどめ、ルトロンの制作部隊が感じたことをコンテンツにしてほしいと要望を出したという。その理由と動画のポイントについて廣澤氏は次のように語る。
「読者に本当に届くコンテンツは、その媒体のことをよく理解している方が感じたままに描いた方が適切だと思い、細かに伝えませんでした。よくある話ですが、広告主としてブランドの良さを伝えたいという想いが先行すると、物が主役に立った押しつけがましいコンテンツになってしまいがちです。
しかし、今回の動画はお客様が銭湯に訪れた時、どういった『体験』が待っているのか、また、その『体験』に花王ホワイトがどう寄り添っているのかを1つのストーリーで伝えられているのではないかと感じています」(廣澤氏)
おでかけをフックに広がる、ルトロン活用の可能性
最後に今後の展望を尋ねたところ、「ホワイト」以外のブランドでも、たとえばイベントなどの施策を行い、ルトロンで紹介するといった展開も考えているという。
「記事だけに閉じない、多様な施策を行ったほうが、ルトロンの強みを活かせると考えています。また、イベントなどと組み合わせる際は、ルトロンを読みにきている人たちのインサイトやモチベーションに合わせたイベントを作っていければと思います」(廣澤氏)
豊田氏は、「ホワイト」というブランドの展望として、もっと若い世代に知ってもらう機会を設けたいとした。
「歴史の深い商品になりますから、この安心感を若い方にもっと伝えたいですね。そして銭湯という昔ながらの空間の中で、『ホワイト』に慣れ親しんでいただくタッチポイントを一過性ではなく、恒常的に作っていきたいと思います」(豊田氏)
最後に倉田氏は、オープンエイトとしてこれから、既存のマーケティング事業とメディア事業をミックスさせたクライアント支援にチャレンジしていきたいと述べた。
「オープンエイトは『ユーザーの心を動かす体験を創る』というミッションを掲げています。これからの広告コンテンツもこういった考え方がとても重要だと思っています。
さらに、マーケティングとメディアの両事業の知見を活かしていくことで、ユーザーに共感されるコンテンツを作り、それを伝え、さらに広げていく。今まで点で動いていたことを、線で提供する取り組みが行えるようになったので、引き続きこの考え方を追求し、花王様をはじめ、多くのクライアントを支援していきたいです」(倉田氏)
ルトロンのコンテンツ、アプリでも楽しめるように!
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