個人間カーシェアサービス「Anyca(エニカ)」を提供しているディー・エヌ・エー(以下、DeNA)、中古車買取販売の「ガリバー」を運営するIDOM、駐車場シェアサービス「akippa」を運営するakippaの3社は、シェアリングエコノミーの普及に向けた事業連携を開始した。
今回の事業連携は、ガリバーを中心としたIDOMの店舗で車を売買する顧客に、Anyca・akippaを通じて車、駐車場を「所有」するだけではなく「シェアリング」するという新たな利用の提案を行うもので、静岡エリアより順次開始する。
各社の狙いは下記の通り。
Anyca
Anycaは、駐車場に眠っている車をカーシェアすることで、車の維持費を軽減し、より気軽に車を所有できるサービスで、DeNAが2年前から運営している。今回の連携をきっかけに中古車買取販売の顧客に、個人間カーシェアを提案していきたいとしている。
IDOM
車を所有するだけではなく空いた時間にシェアリングできる「Anyca」、空いている駐車場を休眠資産にすることなく活用できる「akippa」という2つのサービスを車の売買のタイミングでガリバーが紹介し、顧客に活用してもらうことで、車にまつわるコストを減らすことによる、購入活性化を見込んでいる。
またガリバーを通して2つのサービスに登録した際に、ポイントクーポンの付与や受取金の増額といった特典を用意する。
akippa
akippaでは、空いている駐車スペースを誰でも簡単に貸し出すことが可能で、貸し出した駐車場が利用されると、収入を得ることができる。ネット上で貸し出しを行うため、コインパーキングのような精算機器を設置する必要がなく、akippaへの掲載・登録も無料となっている。今回の事業連携により、ガリバーにて車を売却した際に空いてしまった駐車スペースを有効活用できるようになる。
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