ソニー生命保険は、2017年11月21日~11月22日の2日間、全国のシニア(50~79歳)の男女に対し「シニアの生活意識調査」をネットエイジアの協力のもとネットリサーチで実施し、1,000名の有効サンプルの集計結果を公開した。
サマリー
シニアのスマホ利用やFacebook・LINE利用】
- シニアのスマホ利用率、昨年から約12ポイント上昇で53%に
- シニアのLINE利用率は上昇傾向継続、昨年から約11ポイント上昇で42%に
- シニアがスマホで行っていることトップ3は「通話」「メール」「ネット検索」
シニアの楽しみ
- シニアの楽しみ、1位「旅行」2位「テレビ/ドラマ」3位「グルメ」
- 楽しみに対する1ヵ月の出費、「旅行」は平均2.7万円、「グルメ」は平均1.2万円
シニアと孫の関係
- 孫との関係に満足しているシニアは4人に3人、満足度が高いのは“ばあば”より“じいじ”
- 孫と一緒にしたいこと トップ3は「外食」「旅行」「会話」
- 孫の教育に熱心なシニアの姿も、「勉強(教える)」が10位にランクイン
- 最近1年間における孫のための出費、トップは「おこづかい・お年玉」
- 3人に1人は「おもちゃ・ゲーム」をプレゼント
- 孫のために1年間で使った金額、平均116,059円、昨年より6,845円減少
シニアの就労意欲
- 65歳以降の就労意向があるシニアは3人に1人、昨年と同水準
- 65歳以降の仕事選び、「体力的な負担が軽い」は半数が重視
- 重視するポイントで「通勤時間」が4位にランクアップ
シニアの生活満足度
- 「現在の生活」に満足しているシニア、男性4割半、女性5割
- 「食生活」に満足しているシニアは約6割
- 一方、「経済状況」の満足度は3割強、「将来に対する備え」は2割にとどまる
シニアのスマホ利用やFacebook・LINE利用
まず、全回答者(1,000名)に、スマートフォンとタブレット端末の利用について聞いたところ、「スマートフォン」を利用しているシニアは53.0%、「タブレット端末」を利用しているシニアは22.7%だった。
一昨年、昨年の調査結果と比較すると、「スマートフォン」の利用率は、2015年34.9%→2016年40.9%→2017年53.0%と年々上昇しており、昨年から12.1ポイント上昇で、今年は初めて5割を超えた。また、「タブレット端末」の利用率は昨年から3.1ポイント上昇(2016年19.6%→2017年22.7%)した。
次に、全回答者(1,000名)に、SNSとメッセージアプリの利用について聞いたところ、「Facebook」を利用しているシニアは25.8%、「LINE」を利用しているシニアは41.5%だった。
過去の調査(※)の利用率と比較すると、「Facebook」は2013年調査からほぼ横ばいでの推移となったが、「LINE」の上昇傾向は継続しており、2013年と比べると利用率は4倍近く、昨年と比べると10.7ポイントの上昇となり、4割を超えた。シニアのLINE利用率の上昇はまだ続きそうだ。
※2013年調査と2014年調査では、利用しているSNS、メッセージアプリを選択する形式で聴取
スマートフォンを使っているシニア(530名)に、日頃、スマートフォンで行っていることを聞いたところ、「通話」が最も多く89.4%、「メール」が85.8%、「インターネット検索」が74.0%、「ニュース閲覧」が61.9%、「写真撮影」が61.3%で続いた。連絡手段としてスマホを使っているシニアが多いようだが、ネット検索やニュース閲覧といったネット利用も多いことがわかった。
男女別に見ると、「ニュース閲覧」(男性65.2%、女性58.5%)や「地図をみる」(男性62.2%、女性55.4%)では男性のほうが高くなったが、「メッセージアプリ(LINEなど)」(男性50.7%、女性58.8%)では女性のほうが高くなった。