Google親会社のアルファベット社、前年比+23%の成長を達成
2018年2月1日、Googleの親会社であるAlphabet(以下、アルファベット社)は2017年第4四半期(10−12月:以下「Q4」)の決算を発表しました。
アルファベット社の2017年Q4の売上高は323億ドル(約3.5兆円)を記録し、昨年比で+23%を記録しました。2017年全体で見ると、1,109億ドル(約12.2兆円)を記録し、昨年比で+23%の成長となります。
しかしながら、2017年Q4には米国の新しい税制に関連した費用として90億ドル(約9,800億円)の損失を計上しており、全体としては30億ドル(約3,300億円)の赤字を計上しています。2017年6月にはEUからEU競争法(独占禁止法)違反として24億2,000万ユーロ(約3,000億円)の制裁金を支払うように命じられており、2017年はアルファベット社にとって逆風が吹いた年だったと言えるでしょう。
一説には、アルファベット社は2017年に全米でもっともロビー活動に費用をかけた企業と目されていますが、これらの費用もこうした逆風に対応するためのものと考えられます。