SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第99号(2024年3月号)
特集「人と組織を強くするマーケターのリスキリング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

データで読み解く

映像コンテンツの視聴実態

 昨今、映像コンテンツのチャネルは、YouTubeをはじめとした無料動画、Huluなど有料動画、従来からあるテレビなど、多岐にわたるようになった。これら映像コンテンツの利用実態を探るため、全国の18~69歳の男女1,000人を対象にアンケートを実施した。

※本記事は、2018年2月25日刊行の定期誌『MarkeZine』26号に掲載したものです。

映像視聴サービス、「YouTube」が「テレビ」に次ぐ存在に

 映像コンテンツの利用率や視聴する際のデバイスを確認した(図表1)。

図表1 映像コンテンツを視聴する際のデバイス(ベース:映像コンテンツの視聴者(n=982)/複数回答)
図表1 映像コンテンツを視聴する際のデバイス(ベース:映像コンテンツの視聴者(n=982)/複数回答)

 映像コンテンツの利用率は98%でほぼすべての人が利用していると言える。映像コンテンツを視聴する際のデバイスについて利用率を確認すると、「テレビ」の93%が最も高く、次いで「スマートフォン」47%、「パソコン」46%と続く。最も利用されている「テレビ」は広い年代で偏りなく利用されているが、「スマートフォン」は若い世代でよく利用されており、10~20代の75%が映像コンテンツをスマホで視聴していることがわかった。また「パソコン」による映像視聴は、50~60代でよく利用されていることが特徴として表れた。

 では、どのようなサービスを通じて映像コンテンツを視聴しているのだろうか(図表2)。

図表2 映像コンテンツを視聴する際のサービス(ベース:映像コンテンツの視聴者(n=982)/複数回答)
図表2 映像コンテンツを視聴する際のサービス(ベース:映像コンテンツの視聴者(n=982)/複数回答)

 最も多く利用されているものは「地上波テレビ(民放)」で95%。様々なチャネルが台頭する現在でも幅広い世代に利用されているようだ。その次によく利用されているものは「YouTube」で70%、40~60代といった中高年層でも6~7割が利用している。「YouTube」は映像コンテンツを視聴する際のサービスとして、「テレビ」に次ぐ存在になっている。

 有料動画配信サービスは地上波テレビや無料動画配信サービスに比べると、全体的に利用率は低めだが、その中で最も多く利用されているものが「Amazonプライム・ビデオ」で11%だった。有料VODの合算値で見ると利用率は2割弱だが、10~20代の若い世代では4人に1人が利用しているという状況まで浸透していることがわかる。

 次に映像コンテンツの視聴サービスについて、一人あたりの視聴時間と、利用人数をかけ合わせた結果を視覚的に確認する。バブルの大きさは100人あたりの視聴時間(週)を示す(図表3)。

図表3 一人あたりの視聴時間×視聴者人数
図表3 一人あたりの視聴時間×視聴者人数

 「地上波テレビ(民放)」は図の最も高い場所に位置しているため、映像コンテンツの視聴サービスの中で一人あたりの視聴時間が最も長い。そして、バブルの大きさも他と比較して最も大きいため、総合的な延べ視聴時間も長いことがわかる。また、無料動画のニコニコ動画やAbemaTVの視聴人数は有料VODのAmazonプライム・ビデオよりも多いが、総合的な延べ視聴時間ではAmazonプライム・ビデオのほうが長くなる。このように、YouTube以外の無料動画視聴サービス群は、有料VODよりも一人あたりの視聴時間が短いことがわかった。これは映像コンテンツの1つひとつの長さによる影響とも考えられる。

▼調査レポート
『テレビ、VOD、無料動画・・・増える動画サービス、どう楽しむ?映像コンテンツの視聴状況調査』(HoNote)
この記事はプレミアム記事(有料)です。ご利用にはMarkeZineプレミアムのご契約が必要です。

有料記事が読み放題!初月1円キャンペーン中!

プレミアムサービス詳細はこちら

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラスをご契約の方は
・こちらから電子版(誌面)を閲覧できます。
・チームメンバーをユーザーとして登録することができます。
 ユーザー登録は管理者アカウントで手続きしてください。
 手続き方法の詳細はこちら

次のページ
「有料VOD」の価格感を探る

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
データで読み解く連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

マクロミル(マクロミル)

高品質・スピーディな市場調査を提供する、マーケティングリサーチのリーディングカンパニー。生活者のインサイト把握やデジタルマーケティング施策の広告効果測定など、マーケティング課題解決に向け最適なソリューションを提供。世界21カ国、50の拠点を展開し、唯一無二のグローバル・デジタル・リサーチ・カンパニーを目指す...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2021/03/04 18:01 https://markezine.jp/article/detail/27922

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング