ABEJA(アベジャ)は、武蔵精密工業との協業を発表。ディープラーニング技術を活用し、武蔵精密工業が製造する四輪車用の部品であるベベルギヤの画像データを解析し完成品の自動検品を行う実証実験を2017年6月から10月に実施した。武蔵精密工業は本実証実験で構築したモデルを活用し、2018年度より自社の工場内で試験的な運用を開始する予定だ。
武蔵精密工業は輸送用機械器具の製造および販売を行っている。主にパワートレイン領域で使用される4輪/2輪部品を主力製品とし、鍛造から組立までを自社でグローバルに展開する一貫生産体制を強みとしている。
この度の実証実験では、武蔵精密工業が製造する四輪車用の部品であるベベルギヤの画像データをディープラーニング技術により解析し、良品と不良品を見分け不良品を検出する学習済みモデルの構築を実施。不良品データが著しく少ない状況でも不良品を確実に検出できるよう、両社で連携し実証実験の中で様々な工夫を施した。
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