SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

新着記事一覧を見る

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

データで読み解く

フリマアプリの利用実態 何が生活者の心をつかんだのか

利用頻度が鈍化するオークションサイト

 フリマアプリの利用者は急増している一方、既存からの個人間取引サービスであるオークションサイトの利用頻度はどのように変わったのだろうか(図表3)。

図表3 オークションサイトの利用頻度の変化ベース:オークションサイトの現利用者(n=370)/単一回答
図表3 オークションサイトの利用頻度の変化ベース:オークションサイトの現利用者(n=370)/単一回答

 オークションサイトの利用者に過去1年の利用頻度の変化を質問したところ、「変わらない」と回答した人が50%であった。TOP2(多くなった+やや多くなった)とBOTTOM2(やや少なくなった+少なくなった)のスコアの差はわずか2ポイントなので、全体としての利用頻度はほぼ横ばいといったところである。

 しかし、オークションサイトの利用頻度の変化は年代によって大きく異なり、年代が上がるにしたがってTOP2-BOTTOM2スコアが減少している。長期間利用してきたと思われる40~50代のオークション離れが顕著である。

「メルカリ」1強のフリマアプリ市場

 フリマアプリ利用者に対して「過去1年以内に利用したことがあるフリマアプリ」を質問したところ、図表4に示す結果となった。

図表4 過去1年以内に利用したフリマアプリと最もよく利用しているフリマアプリベース:フリマアプリの現利用者(n=372)
図表4 過去1年以内に利用したフリマアプリと最もよく利用しているフリマアプリベース:フリマアプリの現利用者(n=372)

 フリマアプリ現利用者のうち、最も利用経験率が高かったのは「メルカリ」で88%、ついで「ラクマ/Fril」※1で29%であった。そして最もよく利用しているフリマアプリになると、「ラクマ/Fril」の比率は9%に留まっていることから、複数のフリマアプリを利用していたとしても利用者は「メルカリ」を中心に利用している様子がうかがえる。

出品する人ほど利用頻度が高い

 フリマアプリ利用者の購入頻度と出品頻度を確認すると、購入経験がない人(7%)よりも出品経験がない人(21%)のほうが多い(図表5)。

図表5 フリマアプリでの購入頻度と出品頻度(単一回答)ベース:フリマアプリの現利用者(n=372)
図表5 フリマアプリでの購入頻度と出品頻度(単一回答)ベース:フリマアプリの現利用者(n=372)

 しかしながら「週に1回以上」の割合を見ると、購入頻度よりも出品頻度が高いことから、出品者数を増やすことがフリマアプリ利用者のアクティベーションにつながっていくと考えられる。

▼調査レポート
『フリマアプリに関する利用実態や意識を調査。フリマアプリがユーザーに支持される理由とは?』(HoNote)

次のページ
幅広い年代で購入されているのは「服」

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • note
関連リンク
データで読み解く連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

マクロミル(マクロミル)

高品質・スピーディな市場調査を提供する、マーケティングリサーチのリーディングカンパニー。生活者のインサイト把握やデジタルマーケティング施策の広告効果測定など、マーケティング課題解決に向け最適なソリューションを提供。世界21カ国、50の拠点を展開し、唯一無二のグローバル・デジタル・リサーチ・カンパニーを目指す。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2021/03/04 18:00 https://markezine.jp/article/detail/28275

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング