2025年11月4日、オイシックス・ラ・大地は創業25周年を記念し、社史をアートで表現する新たな試みを発表した。従来、紙媒体でまとめられることが多い社史だが、今回はインスタレーション形式でのアート展示という独自の手法を採用した。
本作品「《25歳の地図》〜美しい夢、果てしない坂〜THE MAP OF 25 - Beautiful Dreams, Endless Slopes -」は、アーティスト中﨑透氏が制作。創業者や社員、生産者、顧客から聞き取ったエピソードをもとに、会社の歩みをアートで表現した。展示場所は本社のあるゲートシティ大崎内で、訪れる社員や来場者に企業理念である「食の社会課題をビジネスの手法で解決する」ことの意義や当事者意識を体感的に伝える設計となっている。

同社は、2017年より「大地の芸術祭」とのコラボレーションを続けており、サステナビリティや地域貢献を重視した活動にも注力。販売商品のパッケージにアート作品を活用し、売上の一部(3%)を「大地の芸術祭」を運営するNPOに寄付するなど、アートを社会的意義のある活動に結び付けている。これまでの支援総額は約3,000万円に上る。
また、社員教育にもアートを積極的に取り入れている。社員参加型ワークショップや現地ツアーを通じて、アートが持つ多様な解釈やコミュニケーションの力を活用し、「新しい当たり前」を生み出す発想力とチーム力の醸成を目指している。
本アート展示は、2025年11月3日~24日の期間、一般公開される。
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