トランスコスモスは、シナジーマーケティングが提供するアドレサブル広告連携ツール「AD2(アドツー)」を活用した「アドレサブル広告」の提供を開始。「AD2」の活用により、トランスコスモスがクライアントの顧客情報に触れることなく、CRMデータを活用した広告配信が可能になった。
「アドレサブル広告」とは、個別配信を可能にする広告のことを意味し、企業が自社で保有するCRM(顧客)データをもとに、よりユーザーを明確にして広告を配信する手法を指す。現在、検索連動型広告、リターゲティング広告に続く有効な手法として、また、アドフラウドやITPなどCookie利用制限に対する解決策としても注目を集めている。
「AD2」はアドレサブル広告に特化したツールで、クライアントがアップロードした顧客のメールアドレス情報を自動的にハッシュ化し、そのリストをもとに広告運用者が成果を見ながらプランニングを行い、主要な媒体へ広告配信をすることができる。
企業が顧客データをアップロードする管理画面と、トランスコスモスが広告運用を行う管理画面はそれぞれインターフェースが異なっているため、これまで個別の広告配信において課題となっていた顧客の個人情報の受け渡しが一切発生せず、個人情報の運用負担が軽減する。またCRMデータをもとにした拡張配信により、優良顧客の類似層へのターゲティング配信も可能になる。
さらに「AD2」は、トランスコスモスが提供する統合プラットフォーム「DECAds(デックアズ)」と連携しており、顧客データを活用したチャット広告への配信も可能だ。
【関連記事】
・「WeChat」での広告配信も可能に トランスコスモス、テンセントの広告代理権を取得
・求めるのは品質と安心感 トランスコスモス、「アジア10都市オンラインショッピング利用調査」を実施
・電通デジタル、トランスコスモスらとLINEマーケティング支援を開始 Salesforce製品ベースに
・トランスコスモス、Amazon向け広告運用のサービス提供体制を強化し専属チームを設立
・トランスコスモス、顧客との会話ログを活用した広告配信可能に