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小林佳徳のネットメディア通信

第2回 進化するブログ ~プロモーションメディアとしての可能性~

今回のお題は、瞬く間にインターネットホームページ・Webサイトの代名詞とまで言えるメディアに成長した「ブログ」です。その中でも「個人ブログ」によるサービスの認知力に着眼した、プロモーションメディアを取り上げてみました。

当たり前となったネットからの情報収集

 これまでは、商品・サービス(以下、サービス)の情報を仕入れるのに、主にマスメディアの「TV」「新聞」「ラジオ」などを利用してきた方がほとんどかとは思います。ですが、ふと気がつくと「ブログ」を初め、ニュースサイト、SNSの日記など、「インターネットメディア」からの情報収集が多くなってはいないでしょうか?例えば、これから封切りになる新作の映画や、季節限定フレーバーのお菓子の情報などを知人や名の知れた人がブログ上で批評していると、強く興味関心を持つ、なんてことがよくあると思います。

 特に自分の趣味にマッチするニッチな商品情報で、もしその場でネットショッピング可能なモノであればそのまま購入まで至ってしまうというケースも珍しくないかもしれません(単なる衝動買いとも言えますが、まんまとしてやられてますね)。

ブログをメディアと考えた広告手法の登場

 そこでこういった消費行動に着目したブログによるプロモーションメディアが、2005/12/8に始まった株式会社エニグモプレスブログを皮切りに次々と登場しました。

プレスブログ

 内容を一言で言うと、企業サービスのCMを個人が自分のブログ上で宣伝を掲載し、記事として認められればその対価として報酬がもらえるというものです。アフィリエイトのリンクタグをブログに貼って利用し、購入されるのを待つ「受動型」に対して、こちらは記事を掲載する「能動型」の成果報酬とも呼べるかもしれません。

 実際の利用方法はいたって簡単で、あなたがブログを持っているユーザ(ブロガー)であれば、いくらかの個人情報と自分のブログの情報(ジャンル、日々のアクセス数など)を会員登録すれば準備完了です。登録後しばらくすると、下記のような掲載依頼メールが届きますので(メールに加えて管理画面から案件を選択するものもあるようです)、条件に従ってブログに記事を記載し、報告を行います。記事として認められれば報酬(現金、ポイント等)がもらえるというわけです。

    <掲載メール例>
  • 映画「■■」についての魅力的な感想文と添付の画像をブログに掲載してください
  • 記事として認められた場合、先着100名様と抽選で100名様にはそれぞれ200円の謝礼を差し上げます
  • 募集期間内に掲載報告を行ってください(依頼から1~2週間以内が多い)

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この記事の著者

小林 佳徳(コバヤシ ヨシノリ)

 1973年山梨県甲府市生まれ。幼少時代にNEC PC6001と出会いコンピュータに興味を持つ。 新潟大学大学院自然科学研究科在籍中にインターネットの可能性に惹かれ、1998年に上京。大日本印刷、ベネッセコーポレーション、と大企業を経験後、livedoor、モバイルファクトリー、イトクロなどのベンチャー企業を経て、...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2006/10/12 12:00 https://markezine.jp/article/detail/284

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