楽天は、TVCMキャンペーンをWeb広告でリーチ補完することができる広告配信ソリューション「RMP - Cross Media Reach」の提供を開始した。
同ソリューションは、広告主が実施するTVCMキャンペーンのターゲットリーチの実態を可視化し、約9,700万の楽天IDとそれに基づく消費行動分析データなどのビッグデータを活用して、ターゲットリーチの計画値との差分をWeb広告配信で補完することができる広告配信ソリューションだ。
デジタルインテリジェンスのTVCMアクチャル到達補完型広告配信システム「CMARC」と連携し、同社の提供する広告配信プラットフォーム「RMP - Trading Desk (Rakuten DSP)」を用いてWeb広告を配信する。
近年、従来のTVCMを中心としたキャンペーンから、Web広告などを組み合わせたキャンペーンが主流となっている。一方で、統一された指標での効果測定が難しいことから、出稿媒体によってマーケティング活動が分断されてしまうという課題があった。
「RMP - Cross Media Reach」は、TVCMのターゲットリーチ状況をWeb広告と同様の「ターゲットインプレッション数」という絶対数値で管理することで、リアルタイムでのリーチ分析を可能に。また、楽天のビッグデータを活用し、性年代などの属性データに基づく大規模なリーチ補完を行うことで、ターゲットリーチの計画値との差分を補完し、効率的なキャンペーンを実施することができる。
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