デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)は、動画アナリティクスサービスを運営するエビリーによる第三者割当増資の引き受けを実施。同社はこれを機に、エビリーが提供する動画アナリティクスサービス「kamui tracker」の活用を進める。
「kamui tracker」は、YouTubeやFacebook、niconicoなど、主要ソーシャルプラットフォーム上にある動画に関する統計データを収集し、分析してデータベース化したものだ。複数プラットフォームに掲載されている動画を、コンテンツや視聴回数、エンゲージメント率などの切り口で比較することができる。また、広告キャンペーンに最適なクリエイター検索や、タイアップを希望するクリエイターへの動画制作依頼も可能である。
昨今、動画コンテンツやその視聴状況に関する多様な統計データやインサイトの重要性が増す一方で、複数のプラットフォームを横断した統計データや動画クリエイターのデータの蓄積・分析に膨大な時間と高度な技術、ノウハウが求められるという課題がある。同社は、この課題を解決し、動画マーケティングおよびインフルエンサーマーケティング分野を強化するため、エビリーへの出資に至った。
今後は「kamui tracker」を活用し、生活者にとって価値ある動画コンテンツの配信、および広告主にとっても有効な動画マーケティングの実現を目指していく。
【関連記事】
・DACのDMPとアクティブコアの「activecore marketing cloud」が連携を開始
・DAC、テンセントと戦略的パートナーシップを締結 インバウンド・アウトバウンドの広告出稿ニーズに対応
・DAC、EverySenseと提携 データの利活用を強化
・エビリー、YouTubeを活用したいマーケター向け専門メディア「かむなび」をオープン
・ニコニコ動画の進化版? 字幕や吹き出し、画像まで書き込める「カキコTV」β版公開