LINEは、「LINE ビジネスコネクト」などAPI型のLINEアカウントでの活用が可能な、「Messaging API」の新機能「LINE Front-end Framework(以下、LIFF)」を公開した。
LIFFは、LINEアプリのトークルーム内で動作するWebアプリの実装を可能にするプラットフォームだ。LIFFに登録したWebアプリをLINEのトークルーム内で起動すると、LINEのユーザーIDなどをLINEプラットフォームから取得することができる。これらを利用することで、LINEユーザーのアカウント情報を活用した様々な機能の提供が可能になる。
LINEアプリを一度閉じ、Web遷移後にLINEログインを促す、などの面倒な手順を省き、LINEのトークルーム上にオーバーレイする形で、インタラクティブなコンテンツを展開したり、Web上からユーザーの代わりにトークルームにテキストや画像を送信したりすることができる。
たとえば、顧客情報の入力や商品の注文操作において、これまではLINEのトークルーム上にリンクを送信し、自社のWebページに遷移させるなどしていたが、LIFFの活用により、LINEアプリ内でシームレスに動作させることが可能に。UXを向上させるとともに、ユーザーの途中離脱防止にもつながる。
なお、LIFFの作成には、「LINE ビジネスコネクト」などのAPI型のLINEアカウントや「Messaging API」が有効になったLINE@のチャネルが必要である。
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