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イベントレポート

FGO「Fate/Grand Order」の人気を支えるマーケティング“3つの魔法”と広報の機能

 国内ダウンロード数1,300万超のスマホゲームアプリ「Fate/Grand Order(FGO)」。その人気を支えるマーケティング手法と広報の機能について紹介する。

 配信開始からまもなく3年を迎えるスマートフォン向けロールプレイングゲーム「Fate/Grand Order(以下、FGO)」。国内ダウンロード数は1,300万を超え、「#Twitterトレンド大賞2017」の部門1位受賞、世界ゲームランキング1位(収益/2018年第1四半期、App Annie社調べ)獲得など、その勢いはとどまるところを知らない。FGOを開発・運営するディライトワークスは自社主催のイベントで、3つのマーケティング手法、略して“3つの魔法(マ法)”について公開。さらに、同社の広報の機能と取り組みについても担当者自ら解説した。

魔法(マ法)その1「マメニ」

 FGOのマーケティング手法について語ったのは、マーケティング責任者を務めている石倉正啓氏。3つの魔法(マ法)の1つ目は、「マメニ」。マメに情報発信し、ユーザーの生活に入り込めるようにする、つまり日常化させることが重要だという。

 「アプリ内ではログインボーナスを用意するなどの取り組みがありますが、アプリの外でもお客様との日々の接点を作っていくことも大切です。僕らはTwitterでマメに情報発信して、日常化を図るようにしています」(石倉氏)

ディライトワークス株式会社 執行役員 マーケティング部 部長 石倉 正啓氏
ディライトワークス株式会社 執行役員 マーケティング部 部長 石倉 正啓氏

 FGOのTwitter公式アカウントのフォロワー数は2018年7月時点で120万を超えている。人気のあったツイートを振り返る「#Twitterトレンド大賞2017」の「Twitter Word of the year」および「Twitter Game Of the year」部門で、「FGO」と「Fate/Grand Order」がそれぞれ第1位に選出された。これはゲーム情報のみならず、イベントや関連プロジェクトについても日々発信し続けたことによる成果だ。

 とは言え、意味のないムダな情報の連投は返ってフォロワー離れを招く。ユーザーにとって価値ある情報を届けることが大事だ。ユーザー目線で「毎日でもチェックしたくなる情報」を発信することがポイントだろう。

魔法(マ法)その2「マサカ」

 2つ目の魔法(マ法)は、「マサカ」と驚く話題を提供していくこと。毎日、同じような情報を受け取っていると、ユーザーは飽きてくる。そのため、新鮮な体験が必要というわけだ。アプリの中だけで、ずっと驚きを作り出していくことは難しい。そこで、イベントなどの機会で驚きを創出していく。FGOのイベントでは、VRや透過スクリーン、プロジェクションマッピングなど先進的な技術も積極的に活用しながら、新たな驚きを提供し続けている

 アナログなところでは、イベントに登場する着ぐるみもその一つ。ゲーム本編に登場するキャラクターの姿とは大きく離れたディフォルメされた姿をしている。FGOというゲームはやりこみ要素が強い分、それが初心者にとってハードルの高さを感じさせることにもなっている。そこで、『マンガで分かる!Fate/Grand Order』というコンテンツを配信。そのマンガのキャラクターも人気が出て、着ぐるみ化されたというわけだ。

 「着ぐるみは目の線や眉毛の位置がちょっとずれるだけで、全然かわいくないんですよ。非常に細かいところまで監修をしました。ディテールにこだわった結果、この着ぐるみが登場するだけでお客様が動画を撮ってくださり、いろんなところでシェアしてくれるようになりました」(石倉氏)

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この記事の著者

市川 明徳(編集部)(イチカワ アキノリ)

MarkeZine編集部 副編集長 大学卒業後、編集プロダクションに入社。漫画を活用した広告・書籍のクリエイティブ統括、シナリオライティングにあたり、漫画技術書のベスト&ロングセラーを多数手がける。2015年、翔泳社に入社。MarkeZine編集部に所属。漫画記事や独自取材記事など幅広いアウトプットを行っ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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