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「AdGang」が選んだ今週の一押しキャンペーン

YouTubeプレロール広告で“連続ドラマ型コンテンツ”を配信!全34話で通信サービスを訴求

スキップされがちなプレロール広告を魅力的なコンテンツに昇華させた、ロシアの通信会社の事例をご紹介します。海外の広告・宣伝・プロモーション事例情報を提供している「AdGang」からの厳選記事を紹介するこの連載は、毎週水曜日に更新です。

キャンペーン概要

 時期:2018年
 国名:ロシア
 企業/ブランド:ROSTELECOM
 業種:情報通信

「プレロールドラマ」という新境地

 ロシアの通信会社・ROSTELECOMが、連続ドラマ形式の動画広告を制作するとともに、YouTubeのプレロール広告でそれらコンテンツを配信するという斬新な取組みを実施しました。

 連続ドラマ(動画広告)の名称はその名も“The Buzz”。一話完結型のドラマです。

 ストーリーは、たとえば家庭に不審な電話がかかってきて「(電話の主が言っている)“ダーリン”って誰のことよ?」と妻が夫に問い詰める…など、“通信にまつわる家庭の日常を描く”というもので、全34話ものストーリーが用意されています。

 各ストーリーのラスト10秒には「スカイプ通話が60分無料」などといった、自社通信サービスの特徴を盛り込んでいます。たとえば下記のように、家族の後ろから突如ビジネスマンが登場してPRするといった具合。つまり、全部で34話分、34ものサービスの魅力を紹介していくというわけです。

 “どのストーリーがプレロール広告として再生されるか”は、時間帯、ユーザーのCookieや視聴しているデバイスによって最適なものがセレクトされるようになっているといいます。

 さらに本キャンペーンでは、ドラマ(広告)の“公式サイト”を作り、登場人物である家族のメンバーが、それぞれどんな通信サービスを利用しているかという点が解説されています。

 このドラマ型の広告は大きな話題となり、累計で102,297,114インプレッション、32,513,225ビュー、さらにWebサイトに651,346ものアクセスがあり、CTRは当初の予測より147%以上の数値を残したとのこと。

 スキップされがちなYouTubeプレロール広告を、エンタメコンテンツへと仕立てた巧みな取組みでした。

動画はこちら

 記事転載元:AdGang

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山田 健介(株式会社PR TIMES)(ヤマダケンスケ (PR TIMES))

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2018/08/01 08:00 https://markezine.jp/article/detail/28932

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