米Facebookは現地時間の9月26日、世界中のすべての広告主に向けてFacebookストーリーズ広告の提供を開始した。
投稿内容が24時間で自動的に消えるストーリーズは現在、FacebookとMessengerの両プラットフォームを合わせて、世界で3億人を超える人々に日々利用されている。
ストーリーズの利用率は様々なプラットフォームにおいて成長しており、カナダの第三者調査機関イプソスとFBIQの共同調査によると、68%のユーザーが少なくとも3つのアプリでストーリーズを定期的に利用。63%のユーザーは将来的にストーリーズを利用する予定であることがわかった。
Facebookは、2017年3月にInstagramストーリーズ広告の提供を開始した。それ以降、多くの広告主がストーリーズ広告のフォーマットを活用した効果的な広告でビジネスの成果を向上している。前述の調査では、62%のユーザーがストーリーズ広告を閲覧後、ブランドや商品への興味・関心の向上につながったと回答した。
今回の発表により広告主は、フィード広告やInstagramストーリーズ広告に加え、キャンペーンの新たな配信場所としてFacebookストーリーズを利用することができるようになった。同広告を利用することで、より多くのユーザーに対して縦型全画面で没入感のあるフォーマットを使ったアプローチができる。今後数週間のうちに、Messengerのストーリーズ内にも広告キャンペーンが拡大できる見込みとなっている。
同広告ではまた、Instagramストーリーズ広告と同様に、リーチやブランド認知、動画ビューといった広告の目標を設定できる他、Facebookが有する高精度のターゲティングと広告効果測定ツールも利用可能だ。
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