SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

定期誌「MarkeZine」

第76号(2022年4月号)
特集「リテール最新動向」

定期誌購読者なら
誌面がウェブでも読めます

MarkeZine Day 2018 Autumn

なんでも「流れる時代」に「止める力」のあるコンテンツとは?明石ガクト×菅原健一が解き明かす広告2.0

 「MarkeZine Day 2018 Autumn」2日目の9月21日最初のセッションでは、ミレニアル世代向けの動画メディア「ONE MEDIA」を手がける明石ガクト氏と企業の10倍成長を支援するムーンショット代表の菅原健一氏が登壇。「明石ガクト×菅原健一が解き明かす広告2.0 今、ユーザーが欲しいのは“ストーリー”」と題し、なぜマーケティングにおいてストーリーテリングが重要なのか、事例を交えながらその背景を説明。これからのマーケティング像について語った。

予言:今後マーケターはメディアと一緒に仕事することが増える

 菅原健一氏はSupershipのCMO、スマートニュースブランド広告責任者などを経て、2018年7月に企業の10倍成長を支援するアドバイザー業としてムーンショットを創業。セッションの冒頭で、菅原氏は「予言」として、「今後、広告主やマーケターはメディアと一緒に仕事することが増えていく」という主張を展開した。その理由として「テクノロジー」「ユーザー」そして「マーケティング」、この3つのサイクルが鍵だと指摘する。

株式会社ムーンショット 代表取締役 CEO 菅原 健一氏
株式会社ムーンショット 代表取締役 CEO 菅原 健一氏

 「時代が変化する時、最初に新しいテクノロジーが生まれます。最近で言うとiPhoneです。iPhoneによってインターネットとカメラが一緒になりました。そのテクノロジーが新たなメディアやサービスを生み出します。iPhoneが生まれ、TwitterやFacebookが発展しました。これらによってユーザーが少しずつ変化していきます。

 ではマーケティングとユーザーの間には何があるかというと、ターゲットやインサイトです。これまでマーケターはユーザーを一方的に捉えてしまい、都合のいい解釈をしがちでした。その結果、自社にあうユーザーはいないかと探し続けてしまい、大きな変化を遂げているユーザーを捉えきることはできなくなりました」(菅原氏)

 では正確に「ユーザー」を捉えるため、「マーケティング」はどうすべきなのか。「ユーザー」はメディアをフォローし、その「テクノロジー」の変化を敏感に察知、楽しもうとする。マーケターは「ユーザー」のフォロワーとして、「ユーザー」の変化を察知するため、必然的にメディアと仕事していくことになると説明した。

ジョブ理論と広告1.0での課題とは

 次に菅原氏はマーケターがユーザーを理解するために「ジョブ理論」を取り上げた。「ジョブ理論」とは、クレイトン・クリステンセン教授が提唱する、顧客が製品やサービスを消費するための決定要因を「Jobs to Be Done(顧客が片づけたい用事)」に求める理論だ。この理論に従えば、マーケターはユーザーの「ジョブ」を追いかけ、それに対する「解決策」として製品・サービスを提示し、顧客に「雇われ」なければならない。

 「世の中にジョブは数百個とあるわけです。しかし、メディアは何をしているのかというと、読者の心の隙間を敏感に察知してコンテンツを届ける、ということをやっています。仲間とつながりたい、個性的になりたい、これらたった数十個の欲求に対してコンテンツが生み出されていきます。こちらのほうがジョブより数も少なくユーザーにとって本質的です」(菅原氏)

 今までの広告を便宜上「広告1.0」とすると、これまでは1個のクリエイティブを作って、できるだけ安いインプレッションでどうやってユーザーに届けようかと考えてきた。その結果に起きたのがアドフラウド問題だ。どのインプレッションも一緒だったら、もっと安くインプレッションを生み出そうとする人たちが現れるのは当然である。果たしてそれでよいのか、そしてこれから広告、「広告2.0」はどうなるべきなのか、菅原氏は問題提起する。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
コンテクストが分断された時代の広告2.0

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
MarkeZine Day 2018 Autumn連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

大木 一真(オオキ カズマ)

立教大学法学部を卒業後、大手インターネット広告代理店へ入社。広告代理店事業を経て、Webメディア「新R25」の立ち上げ、編集に携わる。その後、フリーの編集者・ライターとなり、現在に至る。政治やビジネス、マーケティング分野の取材・記事執筆を中心に、企業のオウンドメディアやソーシャルメディアの企画・編集...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2018/10/25 08:00 https://markezine.jp/article/detail/29374

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング