楽天と西友は、両社が協働運営するネットスーパー事業「楽天西友ネットスーパー」をグランドオープンした。
同事業は、楽天とウォルマートが2018年1月に発表した戦略的提携の一環。楽天が有する会員基盤およびECの知見や、実店舗を運営する西友のスーパーマーケット運営ノウハウといった、両社の強みを活用している。
昨今、共働き世帯の増加やライフスタイルの変化により、国内のネットスーパー市場は拡大を続けている。一方、既存の事業者では配送や品揃えの観点から、高まるニーズに充分に対応しきれていない。こうした背景から、両社は同事業の提供を開始した。
同事業では、「低価格」と「質」の両方を重視した、生鮮食品をはじめとする食品や日用品を提供する。このほかにも、時短ニーズに対応したカット野菜や半調理食品、ミールキットなどの簡便商品、「楽天市場」で人気のお取り寄せグルメ、有機野菜や有機野菜サラダなど、最大20,000品目を取り扱う。ミールキットについては、育児中の父母を対象とした会員プログラム「楽天ママ割」との共同開発商品も展開する。
配送に関しては、西友の実店舗からの配送に加え、ネットスーパー専用センターおよび数ヵ所の配送拠点を本格稼働させる。ユーザーは配達の時間指定をすることもでき、また商品は注文から最短4時間で配達される。
加えて、楽天IDとの連携により、ユーザーは楽天IDに登録済みの住所やクレジットカード情報などを利用可能。「楽天スーパーポイント」を貯めたり、使用したりすることもできる。
同事業の展開エリアは16都道府県で、会費は入会費・年会費とも無料。年中無休、24時間受付が可能だ。
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