すべてのステークホルダーに価値ある循環を
押久保:最後に、今後の展望をお聞かせください。
嶋瀬:まずは、アライアンスの推進です。主要なプログラマティックやデータプレイヤーとの連携を通して、ブランドやパブリッシャーに最適なエコシステムを作っていくことを、グローバルの方向性としています。
また今年からは、アウトブレイン独自の考え方に基づいたアウトストリーム型ビデオに注力します。その特徴は、私たちの資産である、「次に何を見よう/読もう」というディスカバリーモードのユーザーに対し、自然に動画と接する機会を提供できること。動画に触れたユーザーに、続いて関連する記事を読んでもらう、というファネル上の設計がしやすくなります。将来的にはフルファネルでのソリューション提供も考えています。
最も大切にしていきたいのは、ディスカバリーネットワークに触れる、エンドユーザー。これまでも、薬機法に基づいたクリエイティブチェックや、より良いCXのための取り組みを行ってきましたが、今後も欠かすことはできません。ユーザーにとって興味関心のあるコンテンツを提供できることが、究極のCX向上へとつながります。その精度を上げることで、ユーザー、パブリッシャー、クライアント、すべてのステークホルダーにとって価値のある循環を作っていきたいです。