O2Oアプリの企画・開発・運用を行うアイリッジと、ビジネス向けVRシステムを提供するナーブは業務提携した。両社は「ビジネスVR×O2Oソリューション」の共同開発と、その展開を進めていく。
企業のスマホ・マーケティングへのニーズは拡大しているが、昨今はそれに加え、スマートスピーカーやVR/ARなど、新しい技術を活用したチャネルに対するニーズも高まっている。特にVRについては、不動産、旅行、自動車など現地に足を運ぶ必要のある商材を遠隔で体験できる性質から、O2Oマーケティングにおいても、重要なチャネルとなっていくと考えられる。
このような背景から両社は、アイリッジのO2O技術と、ナーブのビジネスVR技術を連携させた「ビジネスVR×O2Oソリューション」の提供が、マーケット拡大・事業成長につながると判断し、提携に至った。
アイリッジは、ビジネスVRへの早期対応を行い、O2Oアプリのみではニーズを満たしきれなかった新規顧客層の開拓と、新たな事業機会の創造を目指す。一方ナーブは、アイリッジのO2Oソリューションを活用して競争力の強化を図っていく。
具体的には、ナーブが提供する、商業施設内でVRと遠隔通話を活用した無人店舗を展開できるサービス 「どこでもストア」と、アイリッジのO2Oソリューション「popinfo」を連携させる。これにより、商業施設への集客や、「どこでもストア」設置場所への誘客を実施するとともに、「どこでもストア」を利用したユーザーの行動解析などを行い、効果を測定する。また、「どこでもストア」機能を搭載したO2Oアプリの開発も予定している。
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