ITコミュニケーションズは、BtoB商材の購買行動に関するアンケート調査を実施し、結果を発表した。
同調査では、製品やサービスを検討した際、スマートフォンで企業のWebサイトを閲覧したかを質問。その結果「スマートフォンで閲覧した」が49.7%、「スマートフォンで閲覧しなかった」が49.7%と同率に。BtoB商材でも、製品やサービスを検討する段階においては、PCとスマートフォンを使い分けて情報収集していることが明らかになった。
その他の結果は次の通り。
検討のきっかけにはWebだけではなくテレビも有力
最近関わった、製品やサービス検討のきっかけ(情報収集初期)になった主な情報源を5つまで尋ねたところ、「各種Webメディア」が43.8%と最も多かった。次いで「テレビ」が36.0%、「提供企業のWebサイト」が27.4%という結果になった。
参考になるWebサイトのコンテンツとは?
製品やサービスの検討段階で利用した主な情報源として「提供企業のWebサイト」を選択した人に、参考にしたWebサイトのコンテンツを聞いたところ、「製品/サービス情報」が87.9%でトップに。「価格/料金表」が65.0%、「実績/事例情報」が61.1%と続いた。
また「ダウンロード資料(製品概要・仕様書など)」は44.6%、「ダウンロード資料(ノウハウ集・レポートなど)」は27.4%であり、これらを充実させることが、差別化のポイントになると考えられる。
メルマガでの情報発信にも一定のニーズが
提供企業からのメールマガジンについて、適当だと考える配信頻度を聞いたところ、「月に1~3回」の32.8%が最多に。次いで「週に1~2回」が25.4%、「面白ければ配信頻度にこだわらない」が18.4%となった。内容にも影響を受ける可能性は高いものの、メールマガジンで情報収集を行いたいというニーズは一定数あるとみられる。
【調査概要】
調査対象:Fastaskモニター会員(現在勤務している会社で購入・導入する製品やサービスを検討する意思決定に関わったことがある会社員)
調査期間:2018年10月5日~9日
調査方法:Webアンケート
回答者数:445名
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