マーケティングの最新トレンドや事例を紹介する「MarkeZine Day 2019 Spring」が3月7日(木)・8日(金)に開催される。初日、13時50分からのセッションではSansanの山田尚孝氏が登壇。Sansanが実践しているカスタマーサクセスからの既存顧客マーケティングの仕組みについて語る予定だ。
【開催概要】
イベント名称:MarkeZine Day 2019 Spring
登壇セッション:チャンスをつかみ、LTV最大化を狙う カスタマーサクセスがマーケティングを強化する仕組み
日時:2019年3月7日(木) 13:50~14:35
会場:ソラシティカンファレンスセンター
〒101-0062 千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ2F
参加費:無料(事前登録制)
山田氏は講演にかける思いを次のように語っている。
「私は2017年3月からSansanのカスタマーサクセス部門において、CS部門のデジタル化推進を中心に戦略の立案と実行を担当しています。着任当初はまだ『カスタマーサクセス』という言葉がちらほらネットで囁かれていた程度で、今のような一大ムーブメントはまったく感じられませんでした。
皆さんご存知のとおり、カスタマーサクセスは、少なくともSaaS業界においては一般的なワードとなり、多くのサービス提供者が同部門を立ち上げるに至っています。私自身、現在のカスタマーサクセスのムーブメントを間近で感じてきましたが、カスタマーサクセスが持つ本当のポテンシャルを理解している企業はまだ少ないように感じます。現時点では『継続収益を担保するための重要な機構』との一面的な捉え方が多く、(SaaSにフィットした)既存顧客を中心とした事業戦略の中核機構と捉えるまでには至っていないようです。
カスタマーサクセスは多くの可能性を秘めていますが、その可能性の中で最大のものが、マーケティング活動への貢献です。いつの世にあってもサービスを発展させる原動力は顧客です。多くの顧客接点を持ち、様々な顧客の成功・失敗に向き合ってきたカスタマーサクセス。その活動の結果はまさにマーケティングコンテンツの宝庫です。
マーケティング活動において、これらのコンテンツを利用しないのは損失以外の何物でもありません。現在、私はSansanのマーケティング部門も兼務し、カスタマーサクセスで得られた最高のコンテンツを活かすべく試行錯誤を繰り返しています。今回のセッションでは私の現在の活動を踏まえ、
『カスタマーサクセスをマーケ活動に活かすとはどういうことなのか?』
『その結果どのような利益が得られるのか?』
を中心に語っていきます。おそらくですが、日本ではまだあまり聞くことはできない内容かと思います。皆様お楽しみに」