インテージグループのアンテリオとウイングアーク1stは、医療用医薬品の営業・マーケティングにおいて、データ活用を進化させるプラットフォームサービスの提供を目的とした業務提携を結んだ。
アンテリオはこれまで、ヘルスケア領域におけるマーケティングリサーチ事業を展開。一般・医療用医薬品から医療機器まで、あらゆる課題に対する最適な意思決定をサポートしてきた。一方でウイングアーク1stは、長年にわたり多くの企業の業務効率化や業績向上を支援。ヘルスケア領域におけるデータ活用の支援を、注力事業のひとつとしている。
今回の業務提携を通じて両社は、医療用医薬品の営業・マーケティング業務における多様なデータに関して、統合分析・見える化を実現するデータプラットフォームサービスの共同開発および連携強化を目指す。
両社は上記サービスにおいて、製薬会社が持つ自社の営業活動データや販売実績データなどのインハウスデータと、アンテリオが提供しているシンジケートデータ(※)をクラウドDB上で統合。さらにウイングアーク1stのBIツール「Dr.Sum(ドクターサム)」「MotionBoard」を活用することで、可視化・分析を可能にする。
両社は、同サービスの事業展開を推進することによって、製薬会社をはじめ医療関連企業へのソリューション提案力の向上を図る。加えて、同サービスの共同開発・販売にともなうマーケティング活動の共同企画と推進、製薬会社や医療関連企業における導入プロジェクトおよび導入後のサポートも行っていく予定だ。
※ アンテリオが提供している「ImpactTrack」「ADM」といった自主企画調査データのこと
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