前年同期比+30%の大幅売上増/モバイル広告比率も伸長
Facebookが2019年1月30日に発表した2018年第4四半期(10‐12月:以下「Q4」)の決算報告によれば、今期の売上高は169.1億ドル、1株あたりの利益は2.38ドルで、アナリスト予想の163.9億ドル/2.18ドルを上回りました。
例年、Q4はブラックフライデーやサイバーマンデーといった年末商戦の影響で年間最高の売上高を記録していますが、今期は前年同期比+30%としており、大幅な売上増と言えるでしょう。広告の売上構成比もモバイルの比率が上昇しており、決算報告の中でもハイライトとして以下のようにコメントされています。
「Mobile advertising revenue – Mobile advertising revenue represented approximately 93% of advertising revenue for the fourth quarter of 2018, up from approximately 89% of advertising revenue in the fourth quarter of 2017.」(モバイル広告の収益―2018年Q4のモバイル広告の収益は約93%となり、2017年Q4の約89%から増加した。)
半年ぶりにすべての地域でDAUが増加
2018年のQ2、Q3はヨーロッパの1日あたりのアクティブユーザー数(Daily Active Users:以下「DAU」)が減少、北米がゼロ成長と、広告売上の7割以上を占める2地域で苦しい状況が続いていましたが、Q4はグローバル全体で前年同期比+9%、前期比+2%の15.2億人とし、ヨーロッパ・北米でも2四半期ぶりとなる増加を見せました。