SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

イベントレポート

TBCとロクシタンはマーケティングファネルのどこでどのようにLINEを活用しているのか?

 LINEの法人向けサービスの導入事例や展望を伝えるイベント「LINE Biz-Solutions Day 2019」が2月20日に開催された。本稿では、「LINEで実現するフルファネルマーケティング活用」をテーマとしたセッションより、TBCとロクシタンのLINE活用事例をお届けする。

LINEのフルファネルマーケティング

 LINEが提供する「LINE Biz-Solutions」は、「LINE Ads Platform」と「LINE Sales Promotion」、そして「LINE Account Connect」の3つの主要サービスで構成されるソリューションだ。「LINE Ads Platform」はLINE各種サービスへの広告配信ができるというもので、認知拡大や理解促進といったリーチを高める役割を担う。「LINE Sales Promotion」は店頭販促サービスで、来店や購入のきっかけ作りとして機能する。LINE公式アカウントをベースに顧客と企業の距離を縮めるのが「LINE Account Connect」だ。ファン化や継続購入といったエンゲージメントを高める効果が期待できる。

 LINEは「LINE Biz-Solutions」により、フルファネルのマーケティングプラットフォームとしてサービスを展開しているが、導入企業ではファネル内のどこでどのようにLINEを利活用しているのだろうか。エステティック事業を手がけるTBCと、化粧品メーカーであるロクシタンの事例を見ていこう。

TBCでは「体験獲得」に活用

 「今やLINEはプロモーションに欠かせない媒体になっている」。そう語るのは、TBCグループ 取締役の長田佳敏氏。TBCがLINE公式アカウントを開設したのは、2015年。「LINEポイント ビデオ」や「LINE ビジネスコネクト」などの導入からスタートした。現在では、新規顧客獲得に「LINE Ads Platform(以下、LAP)」を中心に活用している。

TBCグループ株式会社 取締役 マーケティングPR戦略部部長 広報室室長 長田佳敏氏
TBCグループ株式会社 取締役 マーケティングPR戦略部部長 広報室室長 長田佳敏氏

 TBCのビジネスモデルでは、ファネルは4段階に分けて考えられるという。まず、サービスや商品について広告を通じて伝える「ブランド認知」。次にエステの体験コースを予約してもらう「体験獲得」。そして、体験コースにより来店した顧客にパッケージのコースに申し込んでもらう「契約」。最後は継続してコースに通い続けてもらう「リピート」だ。

 「ブランド認知」と「体験獲得」までが宣伝が担う領域。「契約」と「リピート」については、フェイス・トゥ・フェイスのカウンセリングビジネスであるが故に、基本的に店舗スタッフのコミュニケーションに委ねられる部分が大きい。

 宣伝領域において、「ブランド認知」にはテレビCMや屋外広告をメインに展開している。「体験獲得」の部分で、「LAP」や「LINEポイント ビデオ」といったLINEのソリューションが機能しているという。LINEを導入した理由について、長田氏は「我々は全国で約200の店舗を構えているため、相当数の獲得が必要。それができる媒体は限られており、リスティング広告やSNS広告に引けを取らないボリューム感があるのがLINEである」と述べた。長田氏は、LINEには3つの強みがあると考えている。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
安定した獲得を実現するLINEの強み

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
イベントレポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

市川 明徳(編集部)(イチカワ アキノリ)

MarkeZine編集部 副編集長
大学卒業後、編集プロダクションに入社。漫画を活用した広告・書籍のクリエイティブ統括、シナリオライティングにあたり、漫画技術書のベスト&ロングセラーを多数手がける。2015年、翔泳社に入社。MarkeZine編集部に所属。漫画記事や独自取材記事など幅広いアウトプットを行っている。
...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2019/02/26 09:00 https://markezine.jp/article/detail/30396

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング