住友商事は、2019年4月1日付で新たな役職としてChief Digital Officer(チーフ・デジタル・オフィサー、以下「CDO」)を新設したと発表した。専務執行役員(東京)メディア・デジタル事業部門長を務める南部智一氏が、4月1日付にて新たに専務執行役員(東京)メディア・デジタル事業部門長 CDOに就任する。
住友商事は、「中期経営計画2020」において、「既存事業のバリューアップ」「次世代新規ビジネス創出」「プラットフォーム事業の活用」の3つの成長戦略を提示。CDOは、これら成長戦略の重要基盤となる全社デジタル戦略の企画・立案・推進を担当する責任者となる。
CDOに就任する南部氏は2018年4月に設置された全社デジタルトランスフォーメーション(以下、DX)推進組織「DXセンター」を統率し、全社DX推進を含む既存事業変革、並びに新規事業開発の推進を図る予定。
全社デジタル戦略推進に関しては、多様な外部パートナーとのオープンイノベーションによる実現も目指す。本日開設された「MIRAI LAB PALETTE(ミライラボパレット)」も本戦略の一環とされる。
MIRAI LAB PALETTEは大手町プレイスウエストタワー地下2階にて、2019年4月1日から2019年12月末までの期間限定で運営される。同所は、事業競争プログラムやピッチイベント、コンテンツ制作の場としての利用が想定されている。
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