SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

JR東海が新幹線クルーの連携強化にAldioを採用、列車内外のグループ通話でお客様対応を改善

 東海旅客鉄道(以下、JR東海)は、シアンス・アールの音声コミュニケーションアプリ「Aldio Enterprise(アルディオエンタープライズ、以下、Aldio)」を採用した。

 Aldioは、音声でのリアルタイムな情報共有ができる、スマホIP無線サービス。航空、鉄道、建設、流通店舗などの業務コミュニケーション基盤として活用されている。

 JR東海では平成30年3月のダイヤ改正より、東海道新幹線乗務員の乗務体制見直しを行い、1列車に乗務する車掌が3名から2名体制に変更。それにともない、一人あたりの担当号車が拡大した。そのため、今までとは異なった車内巡回動線となり、離れていてもお互いに何をしているか把握できる環境づくりが必要不可欠となった。

 そこで同社は2018年にAldioの導入を開始し、お客様からの連絡対応、車両故障対応など、乗務員間で事象を共有して、スムーズに対応できるようにしている。グループを変えれば他列車にもすぐに連絡できるため、遺失物や他列車の切符が発見されたなどで連絡が必要な場合に当該の列車への連絡が迅速に行えるようになった。

 乗務員からは「他列車の切符が発見されたため当該の列車へグループ通話で直接連絡をしたところ、大変迅速に対応できた」「トイレの連絡用ブザー、車両故障対応、旅客案内が複数重なったが、すべての内容を同時に対応することができた」等、感想が上がっており、新幹線クルーの連携強化に効果が出ているという。

 今後は、グループ間で映像や文字での情報共有が図れるようにして、指令と乗務員間での車両状態の確認などでより迅速な対応ができるようにしていく予定。

【関連記事】
KDDI、西武鉄道らと「駅のロッカー」を活用した実証実験/野菜・日用品が終電まで受け取り可能に
〇〇線利用ユーザーをターゲティング シナラ、鉄道沿線ユーザーを対象とした広告配信の規模を拡大
ビズライト・テクノロジー、埼玉高速鉄道と連携/デジタルサイネージを活用した新規メディア構築
JR西日本、駅現場からの情報共有を速めるためビジネスチャット「direct」を導入
JR東日本、鉄道・バス・地域が連携したシームレスな情報提供を目指し実証試験

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2019/04/17 08:00 https://markezine.jp/article/detail/30872

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング