シグマクシスとユナイテッドアローズ、博報堂DYメメディアパートナーズの合弁会社であるfitomは、店舗における個人の試着情報をシェアできるアプリ「fitom」の提供を開始した。
顧客がオンラインでアパレル商品を購入する際、「サイズ感がわからない」「着用イメージがわかりづらい」など、試着ができないことによる問題が発生する場合がある。
一方、アパレル業界では、オンラインショッピングの活性化や店舗販売スタッフの活用、オムニチャネル化による新たな買い物体験の創造が課題となっている。
こうした背景から、同社は、顧客の利便性向上と参加ブランドの自社ECへの送客および売り上げ向上を支援するため、同アプリの提供に至った。
同アプリでは、試着のリクエストと試着写真のシェアが可能。ユーザーはアプリ上で気になる商品を見つけた際に試着を依頼し、シェアされた写真によってサイズ感やシルエットを確認できる。気に入ったアイテムは、ユナイテッドアローズのオンラインストアから購入可能だ。
また、リクエストに応じて試着するユーザーは、店舗で商品タグのバーコードをスキャンし、自分の試着姿を写真に撮って登録・シェアすることで、「fitomポイント」を獲得。貯まったポイントは、クーポンとしてユナイテッドアローズ対象ブランド店舗で利用できる。
なお、同アプリにはユナイテッドアローズの17ブランドが参加しており、参加ブランドは順次拡大していく予定だ。
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