名代富士そばを運営するダイタン企画は、来客者属性の分析による店舗課題の解決及びマーケティング活動への展開を目的に、ニーリーと映像解析AIを活用した実証実験を実施した。
券売機に外付けのWebカメラを設置し、来店者のプライバシーは守られることを前提に、映像解析AIを用いて来客者の情報を推定した。来客者属性の推定データと券売機の売り上げデータを照合することで、来客者の年代や性別ごとの嗜好を分析した。
券売機ではどのようなメニューがどの時間帯に売れたのかというデータを取得できるが、具体的にどのような年代または性別の来店者がどのメニューを注文したのか、また券売機前に立ったものの結局メニューを注文しなかった来店者がどの程度いるかなどの詳細な分析は難しいことが課題になっていた。
今回の実証実験は、通信モジュール付きのハードウェアと接続されたWEBカメラを利用。保存した動画を被撮影者のプライバシー保護に配慮したうえで解析し、その情報をクラウド上にアップすることで、ネットワーク環境下で当該統計情報を取得できる。
映像解析AIを活用することにより来客者属性を可視化し券売機データと照合することで、一般的なデジタルサイネージよりコストを抑えながら精緻なデータを取得することができたという。
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