BitStarは、インフルエンサーマーケティングの分析ツール「IPR」にて集計を行った「インフルエンサーパワーランキング2019【上半期】」を発表した。データの調査対象メディアはYouTubeで、調査期間は2019年1月1日~6月30日まで。調査対象は日本国内のチャンネル登録者数1,000人以上のYouTubeチャンネルとなっている。
チャンネル総再生数ランキング
第1位は愛知県岡崎市を拠点にする6人組グループの「東海オンエア」となった。チャンネル登録者数が450万人を超えた現在もその人気は成長を続けており、登録者数は5~10万人単位で増加を続けている。書籍販売、音楽アルバムのリリースなどメンバー個人の活動の幅も広がりメンバー個人への注目も高くなっているという。
第2位はキッズ向けチャンネルの「タキロン Takilong Kid’s Toys」。コマ撮りでおもちゃが動く動画を投稿し、チャンネル登録数は320万人を突破している。動画内は効果音やBGMが中心となってるために、言語の壁を超えて世界中の子ども達から再生されているのではないかとBitStarは分析している。
第3位には「キッズライン(ハート)Kids Line」が入った。「ねみちゃん」と「こうくん」の姉弟が登場するキッズチャンネルで、2018年にチャンネル登録者数が「HikakinTV」を超えたことが話題になった。現在はチャンネル登録者数は非公開だが動画の再生数は引き続き好調に推移しており、これまでの動画の累計再生数は74億回を突破しているという。
動画再生数ランキング(総合ランキング)
「TOYOTA GAZOO Racing」チャンネルの「Story of GR Supra」が第1位となった。TOYOTAのCEOである豊田章男氏がスポーツカー「スープラ」の歴史について語るムービーで、再生数は6600万回を超えた。
第2位は「たくさんの虫たちがタキロンのスポリームBOXに突入 恐竜もびっくり クモ モスラ ムカデ」。タキロンの動画に多く登場する人気アイテムの「スポリームBOX」の中に、たくさんの虫の人形やぬいぐるみ達が突入する動画で、再生数は6300万回を超えた。
第3位は「King Gnu - 白日」。4人組ミクスチャーロックバンド「King Gnu」によるドラマタイアップの楽曲で、2019年上半期に公開されたMVとして最も再生回数が多くなった。
なお、動画クリエイターに限った再生数ランキングでは、10位までの動画のすべてがキッズ向け動画となった。キッズ向け動画の再生数が伸びる要因として、日本の子どもだけでなく世界中の子供達が動画を視聴していることと、子どもは同じ動画を繰り返し視聴する傾向があることをBitStarは挙げている。
タイアップ動画人気ランキング
2018年の年間ランキングに続いてタイアップ動画人気ランキング1位は「荒野行動」だった。「オパシの実況チャンネル」などの人気クリエイターが定期的に動画をアップしている。2019年6月にはエヴァンゲリオンとのコラボイベントも開催され話題を呼んだ。
2位にはイオンファンタジーが運営する子供向けアミューズメント施設の「モーリーファンタジー」がランクイン。「ボンボンTV」や「のえのん」など子供達から人気のあるクリエイターを起用した。
3位は「ファッションセンターしまむら」だった。HIKAKINさん、TikTokerとして絶大な人気をもつHinataさんなど人気クリエイターとのコラボ商品も販売開始されたという。
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