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ライブ配信市場全体を盛り上げるために、「17 Live」が行った“緻密なコミュニケーション”とは

キャンペーンで得られた成果とは?

MZ:施策を行ったことで得られた成果について教えてください。

水谷:まず、アプリのユーザー拡大に寄与しました。Twitterの広告効果に関しては、リーチ単価が0.65円と、Twitter Japanの担当者の方も「この数値は見たことない」と驚くほど良い数値でした。キャンペーン期間中の「17 Live」に関連したツイート量も多く、Twitterのトレンドにも入りました。

関:ゴール目標としていた、Twitter上での「17 Live」に対するパーセプションチェンジを起こすこともできたと考えています。施策前はアプリに対してネガティブなイメージが散見されましたが、今泉さんのライブ配信を通じて「17 Live」の楽しさを正しく伝えられたことで、施策後にはポジティブな雰囲気ができ、今後のキャンペーンにも活かせる環境が作れたと思います。

水谷:また、今後も活かせるコミュニケーションのスキームを作れた上に、知見も貯めることができたのも評価しています。

関:サービスやアイコンに紐づくトライブを個々で捉えて、施策に反映できたことがこのような結果に結びついたと考えています。このコミュニケーションの規模感を大きくするのか、新たなタッチポイントや起用するアイコンを増やすのかなど、今後考えるべきことは様々あります。

 ただ、基本的な考え方は変わりません。サービスに対するトライブの望ましいリアクションは何かを考え、新たなトライブとの結びつきを創出した上で、情報設計の波に乗るにはどうしたら良いか。トライブからリアクションをもらえるか否かがすべてだと思っていますので、そこを意識したプランを実行できると良いと思います。

今回のスキームを今後も活かす

MZ:最後に、今後の展望について教えていただけますか。

水谷:今よりも多くの方に「17 Live」を楽しんでいただけるよう、様々なジャンルのコンテンツを揃えながら、新しい企画も行って多くの方にライブ配信コンテンツを届けていきたいです。

 現段階でも、早く皆様にお伝えしたい進行中のものは多々ありますが、具体的な話は伏せさせてください(笑)。ただ、我々がミッションとしている「Empower Artist」という考えに基づいて、ライバーさんの才能を最大限引き出し、エンタメコンテンツとしてさらに楽しんでもらえるコンテンツになるよう企画中です。ユーザーさんはもちろん、ご参加いただいているライバーの皆様にも楽しんでもらえる企画ですので、ぜひ楽しみに待っていてほしいですね。

関:我々はPRをベースにしたマーケティングエージェンシーですが、コンシューマーは前提としてアンコントローラブルです。このアンコントローラブルで、様々なトライブから形成されるコンシューマーをどこまで細かく理解し、どこまで計算して狙い通りに動かすか。またブランドとトライブのコミュニケーションを通じて、どこまでビジネスをドライブさせられるか。これらを企画の段階から戦略的に設計し、ローンチ後も操縦していくことで、今回のコミュニケーションのように手ごたえを持って人を動かしていくことができるので、今後はその精度を高めていきたいです。

 また、今回の企画が成功したのは、水谷さんをはじめ17 Media Japanの方と一緒になって企画をブラッシュアップできたからだと思っています。今後も一緒に歩み寄れるパートナーであり続けたいと考えています。

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この記事の著者

畑中 杏樹(ハタナカ アズキ)

フリーランスライター。広告・マーケティング系出版社の雑誌編集を経てフリーランスに。デジタルマーケティング、広告宣伝、SP分野を中心にWebや雑誌で執筆中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2019/08/09 10:00 https://markezine.jp/article/detail/31597

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