香取慎吾演じる「香取ファミ平」CMできっかけ作り
――「ファミペイ」アプリのキャンペーンとして展開した「ファミペイすげー得チャレンジ」は好評だったようですが、応募総数はどれくらいあったのでしょうか?
植野:「ファミペイすげー得チャレンジ」は、テレビCMと連動したTwitterフォロー&リツイートキャンペーンです。30秒の特別テレビCMオンエア後、48時間以内にファミリーマート公式Twitterをフォロー&リツイートしていただいた方の中から抽選で5万人の方に、「ファミペイ」アプリをダウンロード後に使えるクーポンが当たる、という企画でした。2回実施をし、第1回は約24万、第2回は約23万ものリツイートが得られました。
――香取慎吾さん演じる「香取ファミ平」のテレビCMは、2回しか放送されませんでした。テレビCMの立ち位置はマス向けの一斉告知で、テレビCM放送後はTwitterでの拡散を狙っていたという形でしょうか?
植野:きっかけ作りとしてテレビCMを2回放送し、Twitter導線や受け皿を作りました。Twitterの広告枠であるプロモツイートや、LINEのファミリーマート公式アカウントからの発信も実施しており、こちらも大きく寄与しました。2回のTwitterトレンド入りと、AppStore無料ランキング1位になったことも、話題化による良いスパイラルを生んだと感じています。
初日だけで約161万DL、7月の1ヵ月間で300万DLを突破
――テレビCMと連動したTwitterキャンペーンは、御社初の試みだそうですね。具体的にどの程度の効果があったのか数字的なところも交えて教えてください。
植野:ファミリーマート公式Twitterのフォロワー数は、約144万人から約166万人に増加し、「ファミペイ」アプリのDL数は、初日だけで約161万DL、7月の1ヵ月間で300万DLを突破する結果となりました。DL実数値は公表できませんが、現在のDL数は想定通りの数値でした。しかしながら、リリース初日にアクセスが集中し、アプリにつながりづらい状況が発生しました。こちらに関しては、お客様にご迷惑をおかけしたことを改めてお詫び申し上げます。
――「ファミペイすげー得チャレンジ」では、RT数が増えると、それに連動して無料クーポン当選人数が増えていく仕掛けです。これはゲームアプリのイベントなどでも頻繁に目にする仕掛けですが、どうしてこのような方法を採用したのでしょうか?
植野:今回のチャレンジでは、お祭りのような仕掛けにしようと外部パートナー各社(Bloom&Co.、PARTY、電通など)と企画準備してまいりました。実施の際のTwitter上でのコメント等を見ると「みんなで盛り上げよう!」など、ある種ゲーム感覚で楽しんでいただいているお客様が多くいらしたのがとても印象的でした。その結果、数字的な成果にも結びついていると思います。