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Instagram活用のベストパートナー

Instagramに情報がない状態はもはや機会損失 パートナーと共にビジネス成果を最大化する秘訣

パートナーの協力を得て、ビジネス成果を最大化する

――今や専門スキルを有するパートナーも数多く存在しますが、自社にとってビジネスを進めやすいパートナーを選ぶのが重要です。そのあたりの視点はどう持てば良いのでしょうか?

南:自分の足りないところを補ってくれたり、自分がやりたいことを実現してくれるパートナーを選ぶのが良いと思います。ぽんぽんアイデアが思い浮かんで色々なメッセージが出てくるような方は、それを実現してくれるパートナーを選べばいいと思いますし、逆にアイデア出しに悩んでいるなら、それを手伝ってくれるパートナーを選ぶのがいいでしょう。

 我々には「FMP(Facebook Marketing Partner/Facebook認定のマーケティングパートナー制度)」という枠組みを用意しています。その中でカテゴリーも分けているので、そこから必要なパートナーを探してもらうこともできますし、FMPに限らず様々な分野に特化した代理店やマーケティング支援企業と、自社にどこが足りないのかを認識した上でタッグを組んでいくやり方もあります。

 パートナーと組むときの秘訣はいくつかありますが、任せて良いところとダメなところの線引きがあって、それがお互いの役割をわかっているからこそ上手くいくのだと思います。それと情報の共有ですね。せっかくパートナーとして課題に向き合ってくれた人に対し、何が起きているのかデータが共有できないとサポートできる範囲も限られてしまいます。個人情報の扱いなどセキュリティには十分に配慮しつつ、信頼できるパートナーにできるだけデータを開示していくことも大事です。

――共通言語となるデータの開示は、ビジネス成果を最大化するうえでは必須ですね。

南:KPIを柔軟に考えられるかも重要です。従来のやり方にこだわっていると、本当にビジネスで達成したいゴールと追っているKPIの間でミスマッチが起きる恐れがあります。たとえば、ブランド認知を向上したいのに、クリック数をKPIにしているというようなことがままあります。正しいKPIを設定することが適切な投資配分につながり、費用対効果を高め、ビジネスゴール達成への近道になります。

 その他のポイントとして、マーケター自身がプラットフォームに関する基礎知識を身につけていただくことも弊社プラットフォームをうまく活用していただくことにつながります。マーケターが理解を深めることは、パートナーの強みを引き出すことにもつながります。我々は無料で受講できるeラーニングプログラム「Facebook Blueprint」や、Instagramのビジネス活用に関する最新情報や事例を紹介する「Instagram Business」などを提供しているので、それらも情報収集にぜひ役立てていただきたいです。

――パートナーに頼っているだけでは駄目で、対等に議論ができるようにマーケター側も知識を付けていき追いかけていかなければならないのですね。

南:それがビジネスにとって一番良い結果を導き出す近道だと思います。色々な知識を身につけることで、他のサービスとの違いや、自分たちが何を試していくべきかもわかってくるはずです。パートナーとより良い関係性を築いていくためには、自分自身が知識を高めていくことが必須だと思います。

 自社の知識が高くなったらパートナーがいらなくなるわけではなく、どんなに最先端の企業でも適切なパートナーを選んでいます。正しいパートナーを選ぶことでよりシナジーが生まれ、1+1が2以上になるような効果が期待できるはずです。

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この記事の著者

畑中 杏樹(ハタナカ アズキ)

フリーランスライター。広告・マーケティング系出版社の雑誌編集を経てフリーランスに。デジタルマーケティング、広告宣伝、SP分野を中心にWebや雑誌で執筆中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2019/10/09 09:00 https://markezine.jp/article/detail/31961

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