「アフィリエイト・マネージャー」の作業配分
日本では、インターネット広告担当者などが兼任で片手間にアフィリエイトも見ているのが現状ですが、アフィリエイト先進国のアメリカでは少々状況が違っているようです。アフィリエイトによる販促に熱心な企業では、アフィリエイト・マネージャー(アフィリエイト専任のマネージャー)という職能があり、場合によってはチームを作り、ARM(アフィリエイト・リレーションシップ・マネジメント)に力を注いでいます。
下の円グラフは、米国LinkShareが調べたデータで、アフィリエイト・マネージャーが、どんな作業にどれだけの時間を費やしているのかを示しています。

グラフを見ると、最も時間をかけているのは「レポートのレビュー&分析」です。ここから得た分析結果をもとに戦略を立て、アフィリエイトサイトへの情報発信や、上位アフィリエイトサイトに向けた各種の施策を行っていきます。アフィリエイトサイトの獲得とコミュニケーションにも、多くの時間をさいていることがわかります。
日本ではまだ、アフィリエイト専任の担当者を設置しているところは限られています。しかしながら、アフィリエイトが重要な販促チャネルとして社内で認知されるようになれば、この例のように、承認作業以外の様々なアフィリエイト運営業務にもリソースを投入できる体制が整備されることでしょう。