自然言語AIを搭載するアドネットワーク「CANDY」を運営するスリーアイズは、マイナビ、VOYAGE VENTURESを引受先とした第三者割当増資による資金調達を実施した。
CANDYはアドネットワークで、昨今の個人情報保護規定やITPによるcookie参照制限により影響を受けてしまう既存の運用型ディスプレイ広告サービスとは異なり、cookieを参照せず高精度な記事ターゲティングと最適化運用を全自動で行うネット広告配信サービス。
独自開発の自然言語解析AIによる配信効果解析により、他のcookie参照方式と同等以上の集客力や新規獲得率を実現しているという。
CANDYのもう一つの特徴として、「調査・解析が出来る運用広告」としての側面がある。広告配信先となる多くの記事メディアサイトの記事本文とクライアントの商品やサービスの相性を言語分析する事で、クライアント毎の潜在ユーザー層の興味や関心、好相性ユーザー層のペルソナの可視化ができる。
スリーアイズ 代表取締役 牧之内隆大氏は、「今回実施する資金調達を通じて、営業の強化と出資企業との協業体制の構築により、自然言語AIを搭載するアドネットワーク『Candy』の取り扱い広告・コンテンツの配信量の拡大を進めてまいります。この配信量の拡大に伴い、言語AIの学習データの蓄積は更に進みます。その学習データの活用により、クライアントの皆様やパートナー企業のネット事業の成長に貢献する応用サービスの拡充を進めてまいります」とコメントしている。
【関連記事】
・朝日新聞社、人工知能への取り組みを加速~レトリバと自然言語処理で共同研究へ
・電通アイソバー、NetBaseと協業し自然言語処理によるSNS分析を活かしたコンサルティングを提供へ
・スマホ動画アドネットワーク「LODEO」、立体的な3Dで広告商品を表現できる新フォーマットを提供開始
・LINE、「LINE Ads Platform」を中心としたアドネットワークサービスを8月から提供へ
・TikTokのアドネットワーク「TikTok Audience Network」が日本正式リリース