※本記事は、2019年11月25日刊行の定期誌『MarkeZine』47号に掲載したものです。
量的データの落とし穴
世の中のデジタル化が進む近年、業務データや行動データなどの量的データを分析し、意思決定に活用するケースが多くみられる。しかしそのデータは実態を示すものであり、背景や理由は想像上の仮説で判断することが多々ある。
マーケティングにおいて多様なターゲットを設定し、そこへ向けて施策する際、果たしてビッグデータや量的データだけで正しい意思決定ができるだろうか。生活者がなぜそうしたのか、次はどうしたいのか、何を求めているのか。量的データの裏にある、「人の気持ち」を合わせて理解してこそ、正しい意思決定ができるのではないだろうか。