SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

事例&データで深掘り!Instagramマーケティングの現在地(AD)

【調査で明らかに】Instagram×スポーツがもたらす、マーケティングへの恩恵

マーケターがスポーツのムーブメントに乗るために、必要なこと

MZ:調査結果で得られたインサイトを活かし、Instagram上で効果的なマーケティングを行う上で必要なことはなんでしょうか。

水谷:フィードにとどまらず、Instagramの幅広い機能を駆使することを推奨しています。Instagramストーリーズはアスリートがチームメイトと楽しんでいる様子や家族との交流の一瞬などを見せられる機能として、スポーツファンもよく使われていますので、最も重要な接点の一つです。

 他にもライブ配信やIGTVなどで、ブランドとアスリートのコラボによる様々なコンテンツを発信することにより、利用者と双方向のやり取りを生み、エンゲージメントを深めることもできます。Instagramは、使い方次第で様々な発展があると考えています。

水谷:実際にいくつかの企業が選手とコラボレーションし、オリジナルコンテンツの投稿を始めています。選手のストーリーや素顔と、ブランドメッセージを上手く融和させることで、利用者目線で見ても受け入れられやすいマーケティングが実現できます。

 また、今年6月に提供を開始した「ブランドコンテンツ広告」の活用も有効的です。これは、クリエイター(インフルエンサーやパブリッシャー)が投稿したオーガニックのブランドコンテンツを、協業関係にある企業が広告配信に利用できます。

 一般的なPR投稿だと、投稿はクリエイターやパブリッシャーのフォロワーの一部にしか届きませんが、ブランドコンテンツ広告を使うことで、企業がアプローチしたい層をターゲティングして、クリエイターやパブリッシャーのコンテンツをより広く、的確な層に届けられるようになりました。

 アスリートにとっても、既存のフォロワー以外の人たちに投稿が届くことになるので、自分のアカウントを知ってもらい、フォローしてもらうきっかけが作れる、というメリットがあります。

重要なのは透明性と信頼

MZ:このようなPRや広告って、一歩間違えるとマイナスイメージにつながる可能性もあると思うのですが、そこに対してはどのように対策すべきでしょうか。

水谷:2つあって、1つは“透明性”です。ブランドコンテンツ広告の提供の狙いも、そこにあります。これまではハッシュタグにPRタグを付ける・付けないが問題になることもありましたが、ブランドコンテンツ広告の登場によってスポンサーシップ関係がより明確に明示できるようになりました。これによってアスリートと利用者、スポンサーすべてに安心感を与えられると考えています。

 もう1つは“信頼”です。あまりにも企業がディレクションし過ぎてしまうと、本来の強みであるアスリートの個性が薄まってしまう上に、利用者が広告感を察知して引いてしまいます。アスリートを信頼して、普段の投稿になじむ形で自社の良さを伝えてもらうほうが上手くいくはずです。

MZ:関井さんはいかがですか。

関井:調査でも、広告で嫌なパターン・好きなパターンを聞いてみたのですが、嫌なパターンは選手の顔と商品だけが載ったような宣伝色が強いものでした。反対に、その選手が実際に好きで使っていることが伝わると、良い印象を持つようです。

スポーツコミュニティにとってWin-Winな状況を構築する

MZ:今後のスポーツ×Instagramにおける展望を教えてください。

関井:近年マスメディアのコンテンツを見ると、アスリートによるInstagramでの投稿内容が取り上げられるケースも増えており、ますます「スポーツ×Instagram」の楽しみ方は広がってくると思います。選手のプライベートと競技の活躍の両面を知り、もっとスポーツを好きになってもらえれば、皆さんにとってWin-Winだし、各競技にとっても良いこと。アスリートが自分で道を切り開いていけるという考え方が浸透していけば、よりこの動きは広がっていくのではと考えています。

水谷:我々はコミュニティという言葉を大事にしています。スポーツ1つとっても、企業、メディア、ファン、選手がいるので、それらに関わるすべての人にとってスポーツをもっと近くに感じられ、シームレスに楽しめるようなコミュニティにしていきたいと考えています。

 たとえば、ファンが選手の使っているものにインスピレーションを受けて購買するという行動は従来からありますが、Instagram なら選手の投稿から1タップで商品の詳細を知ることができ、購買に至るような世界観を実現できます。

 Instagramで試合前にスポーツ紙のようなコンテンツを提供し、選手のプライベートな投稿で気持ちを高めて、チケットやグッズの購入を促しているようなグローバルでの先進的な事例もあります。また、試合後のハイライトもIGTVで見られるような仕組みはすでに用意されています。日本でもそうしたスポーツの入り口から出口までを支えるようなプラットフォームになっていくでしょう。

今回の調査結果の詳細が知りたい方必見!

 Instagram Businessのブログ内で、今回の調査結果の詳細が掲載されています。記事では入りきらなかった内容も含まれているので、記事を通じてスポーツとInstagramの関係性に興味を持った方は、こちらもご覧ください!

・今、新しいスポーツの楽しみ方がInstagramから生まれている

・Instagramはアスリート・ファン・企業の思いをつなぐ場所

・アスリートが影響を与える購買、3つのメカニズム

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
事例&データで深掘り!Instagramマーケティングの現在地連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2020/05/18 12:01 https://markezine.jp/article/detail/32369

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング