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第64号(2021年4月号)
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定期誌『MarkeZine』マーケターの本棚

島袋孝一さんの2冊

 マーケティング業界で活躍するキーパーソンたちの知識量、またそこから生み出される斬新なアイデアにはいつも驚かされます。彼ら・彼女たちは、日々どのように情報収集を行っているのでしょうか? 普段あまり明かされることがない「マーケターの本棚」を覗いてみましょう。

※本記事は、2019年11月25日刊行の定期誌『MarkeZine』47号に掲載したものです。

株式会社ヤプリ 島袋孝一氏
2004年商業ディベロッパー「パルコ」入社。店舗リーシング・販促宣伝、経営企画室を経て、2013年よりデジタルマーケティングに従事。2016年総合飲料メーカー「キリン」に入社。グループを横断するデジタルマーケティング部に所属。LINE公式アカウント、SNS運営に従事。2019年1月より「ヤプリ」にマーケティングスペシャリストとして参画。

Q1.最近、いちばん感銘を受けた書籍とその理由は?

 洞田貫晋一朗さんの『シェアする美術森美術館のSNSマーケティング戦略』です。ここ数年、小生自身も、著者と同様にいわゆる「(SNSの)中の人」を仕事の一部としてきたことや、オンライン(ネット広告やEC)が主戦場のビジネスフィールドではなく、オフライン(実店舗やイベント)が職務の中心だったことが、共感の大きなポイントとなりました。

『シェアする美術 森美術館のSNSマーケティング戦略』洞田貫 晋一朗 著 翔泳社 1,600円+税
『シェアする美術 森美術館のSNSマーケティング戦略』
洞田貫晋一朗 著 翔泳社 1,600円+税

 本書では、著者が「美術館」という施設への集客に際し、SNSを「ツール・手段」の1つとして、トライ&エラーを繰り返し、生活者との輪を醸成しながら、着実に成果を出されてきた様子を追体験することができます。

 過去にも「SNSマーケティング」にまつわる書籍は多くありましたが、宣伝広告費を潤沢に投資できる大手メーカーなどの成功例の羅列や、SNSコンサルティング企業、あるいはデジタルマーケティング専業企業の視点で書かれたものが多く、「事業者」が主語で書かれた書籍はほとんどありませんでした。本書の最大のポイントは、著者自身が、ある意味「本業はSNSのプロ」ではないけれども、実務の最前線で取り組まれていたことが、記録として記されている点です(なんとありがたいことに、成功談だけでなく、「失敗に終わったトライ」に関しても率直に書かれています)。この書籍、ぜひ多くの「中の人」の企業担当者に読んでいただきたいです。

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Q2.「マーケターならこれを読むべし!」という書籍とその理由は?

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