フラーは、アプリ分析プラットフォーム「App Ape(アップ・エイプ)」で蓄積するモバイルデータを活用し、個別アプリの所持率を地域ごとに推計する新指標を開発。モバイルアプリデータの実験・評価フィールド「App Ape Alpha(アップ・エイプ・アルファ)」で公開した。
「App Ape Alpha」では、 MAUランキング上位100アプリと、各カテゴリーの一定数以上のアプリについて、地域ブロックごとの所持率や地域内シェアを確認することができる。アプリごとの詳細画面では、各指標の月次推移をグラフで表示する。
閲覧できる指標は3つ。「所持ユーザー数の地域別内訳」では、当該アプリの地域ごとの所持ユーザー数の割合を表示。「全体に対する所持率」は、日本全体のAndroidスマートフォンユーザー総数に占める当該アプリの所持率を地域ごとに表示する。「地域別所持率」は各地域のAndroidスマートフォンユーザー総数に占める当該アプリ所持率を表示する。いずれの指標も月ごとに切り替えて表示できる。
たとえば、地域別の所持率(2019年10月)からは、「Twitter」は関東が他の地域よりも所持率が高い、「メルカリ」は九州・沖縄が他の地域に比べ一段所持率が高いなどといった動向を見ることができる。
なお「App Ape Alpha」は、無料、有料に関わらず全登録ユーザーが閲覧できる。今後、ユーザーからのフィードバックを踏まえ、β版や正式版への実装を目指す。
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