オフラインイベントの効果を最大化するために、Belugaチェックインを導入
MarkeZine編集部(以下、MZ):最初に、これまでTwitterをどのように活用されていたのか教えてください。
宗形:ふるさとチョイスのTwitter公式アカウントでは、ふるさとチョイスに登録されている全国各地のお礼の品に関する情報はもちろん、各地域の魅力を伝える情報を様々な形で提供しています。その他にも、ふるさとチョイスのブログのシェアや主催イベントの告知に活用しています。
お礼の品一つひとつが持つストーリーや各自治体の想いを伝えながら、オンラインでフォロワーさんとコミュニケーションをとることに重きを置いてきました。
MZ:今回、ユニークビジョンのBelugaチェックインを導入したのは、どのような課題からだったでしょうか。
本保:我々はふるさとチョイス大感謝祭というイベントを毎年開催しています。今年は5年目で、1万人を超える参加者にお越しいただきました。
これまで弊社では、各地域の自治体職員の方々を懇親会やセミナーに招待し、自治体同士のリアルなコミュニケーションを促したり、自治体と寄付者をつなげたりする活動を行ってきました。ふるさと納税をきっかけに、リアルなコミュニティを形成することを重視したためです。ふるさとチョイス大感謝祭もその活動の一環となっています。
しかしながら、ふるさとチョイスの主戦場はオンラインです。そのため、オフラインとオンラインをつなげる施策が必要となるのですが、そこへの施策は十分ではありませんでした。せっかくリアルな場で築いたコミュニティの熱量をオンライン上に持っていくことができていなかったのです。
宗形:加えて、イベント参加者の声が外に広がる設計になっていないことも課題となっていました。
元々ふるさとチョイス大感謝祭は、主に既存ユーザー向けでクローズドなイベントでした。当社から潜在層にアプローチするより、自治体や地域の事業者、生産者の方々と交流したイベント参加者の口コミを起点に認知が広まっていくほうが、地域を応援する気持ちが醸成されると考えていたからです。ただ、来場者の方が口コミをしたくなるような仕組み作りができていませんでした。
しかし、Belugaチェックインであればイベント参加者がSNSで発信したくなる仕掛けを用意できます。参加者のSNSアカウントを把握し、継続的なコミュニケーションも行えます。まさに、私たちの課題を解決するにはベストなツールだと考えました。
Twitterを活用したO2Oキャンペーンを実現
MZ:Belugaチェックインであればイベント参加者がSNSで発信したくなる仕掛けを用意できるとのことでしたが、どういったサービスなのか教えていただけますか。
渡邉:Twitterアカウントに個別に割り振られているQRコードを端末でかざすことで、チェックインを行うことのできるサービスとなります。チェックインを行ったユーザーには指定時間にリプライやDMを送ったり、アカウントの情報取得を行ったりすることができます。Twitterキャンペーン構築システムの「Belugaキャンペーン」を活用すれば、プレゼントキャンペーンで当落を通知することなども可能です。
渡邉:また、チェックインできる条件を指定することもできます。たとえば、「指定したハッシュタグを付けてツイートした人でないと参加できない」などですね。このように条件を付けることで、イベント参加者へSNSでの発信を促せます。
髙橋:これまでの Twitterキャンペーンの場合、フォロー&RT(リツイート)キャンペーンが多く、ほとんどがオンラインで完結していました。Belugaチェックインを使うことで、店舗やイベント会場に来ていただいたお客様のTwitterアカウントを軸に、オフラインとオンラインをつないだキャンペーンが可能になるんです。