クリエイティブプランを“最適化”し続ければ最高の結果が待っている!
「クリエイティブ最適化(DCO)」をするためには、“レスポンスが上がる要素”を正確に把握する必要が絶対にある。そのためにはインターネット広告のクリエイティブテストを行う際には、“上がる要素”が特定できるように、スプリットランテスト(A/Bテスト)を行うべきである。
Step1:要素の分解
仮に1つのクリエイティブ(バナーとキャンペーンサイト)があったとすると、例えば「キャッチコピー」や「写真」などの要素に分解する。そしてその要素に対抗させる「キャッチコピーの新規案」「写真の新規案」を複数用意する。
Step2:強いキャッチコピーの把握
まずは「キャッチコピー」要素のみを変えたクリエイティブを制作し、スプリットランテストをして、効果測定システムで一番強い「キャッチコピー」を把握する。
Step3:強い写真の把握
次に「写真」部分だけを変えたクリエイティブを制作し、スプリットランテストをして、効果測定システムで一番強い「写真」を把握する。
Step4:強いキャッチコピーと写真を組み合わせる
その一番強い「キャッチコピー」と一番強い「写真」を単純に組み合わせて次回のクリエイエティブを制作すると、最強のレスポンスになる。
※ここで重要なのは、例えばキャッチコピーテストを行う場合はキャッチコピー部分しか変えない事である。同時に写真も変えてしまったら、「キャッチコピーが良かったのか? 写真が良かったのか?」がわからなくなってしまうからである
※要素は「写真」や「キャッチコピー」に限らない。「デザイン」や「アイコン」や「文章」などなど広告主ごとに判断すべきである。
繰り返すが、この理論に基づいてクリエイティブをマイナーチェンジし続けていけば、確実にクリエイティブのレスポンス率は上がり続ける。私は「クリエイティブ最適化(DCO)」により、担当してきた全ての広告主のクリエイティブプランのレスポンス効率を、毎回“確実”に上げ続けてきた。まとめると、「インターネット広告のクリエイティブはアイデアの良さ、つまりは芸術的発想では確実にレスポンス率を上げ続けることは難しい」が、「要素の組合せ、つまりは統計学的発想で確実にレスポンス率は上がり続ける!」と言えるのではないだろうか。