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レスポンスの魔術師が指南!今から使える“売れる”ネット広告実践ガイド

【売れるネット広告】レスポンスの高いクリエイティブを“確実”に作り続けるには?


強いインターネット広告のクリエイティブは、強い“要素”の単純な組合せ!

 今度は、中長期的な観点でクリエイティブについて話してみよう。実はインターネット広告のクリエイティブのレスポンスを上げるには、レスポンスの高かった広告原稿とサイトの“マイナーチェンジ”を行い続けることが大原則である。

 今までの広告業界では、「一つのクリエイティブプランを一つの完結された作品」として見てきた。例えば、「クリエイティブとは高いアイデアとセンスで総合的にプラニングすることだ」といった発想である。そして、広告代理店はあえてそのような説明をしてきた。なので、1つのクリエイティブプランを試してレスポンスが悪いと、その作品自体が悪いということで、まったく新たなクリティブプランを作成してきた。(そしてまたレスポンスが悪く、失敗するケースも…)

 しかし、ここには大きな間違いがある。ダイレクトレスポンスのクリエイティブ、とりわけインターネット広告のクリエイティブでは、そんなことはまったく無い。いや、むしろ逆なのだ。インターネット広告では、「良いキャッチコピー・良い写真・良いデザインなどの“要素”の“単純な組合せ”がレスポンスを左右している」と考えるべきである。そう相性なんか関係ないのである。単純な“組合せ”の問題なのである。

 つまりは、1つのクリエイティブプランの要素を分解して「どのキャッチコピーや写真やデザインなどの要素を組み合わせたら最強の組合せになるかを“統計学的”に模索することがインターネット広告のクリエイティブのレスポンス率を確実にUPさせる方法である。

 芸術思考の広告代理店のクリエイターがこの理論を聞いたら、ものすごく怒るだろう。ただし、キレイゴトは別として、インターネット広告のレスポンスを上げ続けたいなら、必ずこの考えに基づいてクリエイティブを作るべきである。要素の“組合せ”の改善こそが、レスポンスを上げ続ける一番確実そして、堅実な方法なのだ。

 この理論を「クリエイティブ最適化」、略して「DCO(Direct Creative Optimization)」と呼ぶ。

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クリエイティブプランを“最適化”し続ければ最高の結果が待っている!

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この記事の著者

加藤 公一レオ(カトウコウイチレオ)

株式会社 売れるネット広告社 代表取締役社長

1975年ブラジル・サンパウロ生まれ、アメリカ・ロサンゼルス育ち。西南学院大学経済学部卒業後、三菱商事株式会社に入社。その後、Euro RSCG Tokyo、株式会社アサツーディ・ケイ(ADK)にて、一貫してインターネットビジネスを軸としたダイレクトレスポンスマーケ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2009/03/26 11:12 https://markezine.jp/article/detail/3277

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