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レスポンスの魔術師が指南!今から使える“売れる”ネット広告実践ガイド

【売れるネット広告】レスポンスの高いクリエイティブを“確実”に作り続けるには?


本番キャンペーン前にクリエイティブ“テスト”をすれば、鬼に金棒!

 まず、キャンペーンの効果を最大化するのは、必ず事前にクリエイティブテストをして、レスポンスの一番高いクリエイティブに絞り込むべきである。

 例えば、キャッチコピー1つでも、レスポンスには最大2~3倍の違いが実は出てくる。クリエイティブにより最大3倍の違いが出るとすると、CPAが1000円なのかCPAが3000円なのかの違いとなる。仮に1,000万円を使っての広告キャンペーンを行う場合は、申し込み数に10,000件か3,333件の違いが生まれる。そんな中、1つのクリエイエティブ(広告原稿とサイト)を決め打ちで作り、いきなり大規模なキャンペーンを行うのはもったいないし、リスクが高すぎる。

 インターネット広告では一般的に、1つの媒体メニューに4~8つぐらいまで同時入稿、同時掲載ができるため、例えばキャッチコピーのみを変更した広告原稿とサイトを作り、テストを行う。この場合、クリエイティブの質が上がったか下がったかを把握するため、過去に作ったクリエイティブで一番良かったものもテストをする。

 その中でも、特にレスポンスが良かったトップ1位&2位のクリエイティブに絞り込み、本番のキャンペーンに挑む。これが事前クリエイティブテストである。ズバリ、小さい規模(テスト)で特定のランキングが付いたクリエイティブは、大きい規模(本番)になっても、ほぼ99%の確率で同じランキングになる。

 仮に1億円の予算があれば、10%の1000万円ほどの予算を使い、事前にクリエティブテストを行うべきだ。あらゆる広告主はこのテストというわずかな費用を惜しんだり、広告主担当者や広告代理店のクリエイティブディレクターの感性によってクリエイティブを選定してしまうので、大規模キャンペーンで失敗して、巨大な損失を招くことが多い。

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強いインターネット広告のクリエイティブは、強い“要素”の単純な組合せ!

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この記事の著者

加藤 公一レオ(カトウコウイチレオ)

株式会社 売れるネット広告社 代表取締役社長

1975年ブラジル・サンパウロ生まれ、アメリカ・ロサンゼルス育ち。西南学院大学経済学部卒業後、三菱商事株式会社に入社。その後、Euro RSCG Tokyo、株式会社アサツーディ・ケイ(ADK)にて、一貫してインターネットビジネスを軸としたダイレクトレスポンスマーケ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2009/03/26 11:12 https://markezine.jp/article/detail/3277

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