インプレスR&Dのシンクタンク部門であるインターネットメディア総合研究所と、モバイル関連コンサルティング事業を手掛けるバリューエンジンは、携帯向けのコンテンツやアプリケーションの開発に欠かせない携帯端末の詳細なスペックを掲載した資料「端末プロファイルデータ(無償版)」を、4月4日からCSVファイル形式でダウンロード公開している。
携帯での開発では、機種ごとの仕様の差異の調査や開発後の動作検証などに多くの労力が必要とされ、小規模な開発業者や個人のクリエイターにとっての負担は大きい。両社は、このようなモバイルコンテンツ開発への参入障壁を下げ、開発者を支援するために、2005年から販売してきた「端末プロファイルデータ」の一部を無償版として提供することを決定した。
公開時点では、674機種について70項目以上の詳細な仕様情報を掲載(スマートフォンおよび国内で発売しているSIMロックフリー携帯端末を除く)。新機種発売時には原則として3営業日以内に対応データを追加し、最新データは両社のWebサイトにて無償でダウンロードが可能となる。
無償サービスのため掲載情報に関する問い合わせなどのサポートは行われないが、開発やマーケティング調査の基礎データとして重宝しそうだ。インプレスR&Dでは、有料版として、現在実際に稼働している端末シェア情報を反映した「アクセスシェア情報」と、新機種追加などのアップデート情報を随時提供するサービスも行っており、最新データ単体版は35,000円、サブスクリプション版は350,000円(いずれも税別)となっている。
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