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デジタル広告の想起率、出稿量とフリークエンシーの増加が大きく関係【ニールセン調査】

 ニールセン デジタルは、ニールセン デジタル広告視聴率(Nielsen Digital Ad Ratings) の計測実績データと広告想起率に関するアンケート調査結果をもとに、デジタル広告の出稿量と広告想起率の関係性に焦点を絞って、予備的調査を実施した。

 まず、広告想起率と広告出稿量(インプレッション)の関係を性年代の視聴者属性別に調査した。

 それぞれの対象者に対して同じ広告出稿量で配信した場合、全年代(18-64歳)における広告想起率よりも、ターゲットにおける広告想起率のほうが高くなっていた。広告クリエイティブはターゲットに合わせた内容で作られることが多いため、よりターゲットの記憶に残りやすくなっていることが影響していると考えられる。

 次に、広告想起率と広告出稿量(リーチした人数)の関係をフリークエンシー別に調べた。

 フリークエンシーが高かったキャンペーンのほうが、低かったキャンペーンと比べて広告想起率が高くなっていた。より高い広告想起率を獲得するためには広告出稿量を増やすことに加えて、フリークエンシーも重ねていく必要があることが改めてわかった。

 最後に、業種ごとの広告想起率と広告出稿量(インプレッション)の関係性を調査。

 日用品や食品、化粧品などの業種の広告想起率と比べて、たとえばインプレッション数が一定の規模を越えてくると、その他の業種における想起率のほうが高くなっていた。業種によってターゲット条件なども異なるため、広告想起カーブが異なっていることがわかる。

 今回明らかになったように、ターゲットやフリークエンシーにより広告想起率は異なる。そのためニールセン デジタルは、目標とする広告想起率や態度変容を得るために必要なKPIとして、ターゲットに対してリーチした人数やフリークエンシーをプランニング段階において設定していくことが重要だとした。

 また、広告想起カーブをベンチマークとして活用していく上で、業種ごとに精緻な実績値を蓄積していくことが求められる。

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2020/08/20 19:16 https://markezine.jp/article/detail/34096

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