SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第99号(2024年3月号)
特集「人と組織を強くするマーケターのリスキリング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

若年層の約4割がスキンケア用品を高価なものに変更 コロナで変化した美容意識【ネオマーケティング調査】

 ネオマーケティングは、withコロナでの美容意識と購買行動に関してインターネットリサーチを実施し、その結果を公開した。

50歳未満は「眉、うぶ毛、鼻毛などのケア」という回答が上位に

 まず、美容に関して力を入れて取り組んでいることを調査。結果、年齢問わず、睡眠、食生活、水分補給、UV対策などの項目が上位にランクインした。特に50歳以上でその傾向が強かった。

 50歳未満の回答では「眉、うぶ毛、鼻毛などのケア」が上位に上っている結果となった。

50歳以上の口紅・チークの使用率が大きく減少

 次に、直近1ヵ月で使用しているメーク商品を調査した。その結果、日焼け止めが上位に食い込んだ。また、50歳以上の結果を前回調査結果と比較すると、「口紅・グロス・リップ・ルージュ」「チーク」の2項目の使用率が大きく減少していることがわかった。これらはマスクに覆われる肌範囲の化粧品であることからも、新型コロナウイルスによる影響だと言えると同調査は述べた。

50歳以上は、リップケアの割合が減少

 直近1ヵ月で使用しているスキンケア・基礎化粧品について調査。オールインワン化粧品やリップケア商品は、50歳未満と50歳以上で使用割合が異なっていた。

 50歳以上は、前回調査と比較するとリップケア商品の使用が減少していた。これは新型コロナウイルスの影響を受けていると同調査は指摘した。50歳未満は依然として5割以上と高い割合でリップを使用している。

オンラインショップで化粧品を購入する不安点「自分の想定した商品であるか」

 オンラインショップで化粧品を購入する際の不安点について調査した。その結果、ネックになるのは「自分の想定した商品であるか」ということだと同調査は述べている。特に化粧品の場合、色、肌なじみ、使用感等、実際に店頭で試すことが購入プロセス上に強く位置付けられているためこの懸念は特に大きい。

 また、信頼できるサイト・企業であるかどうかということも、生活者にとって非常に重要である。運営会社は信頼できるか、注文した商品は正規品で確実に届けられるのかなど、生活者は懸念している。口コミや評判の信ぴょう性もチェックしている。

48.5%の50歳未満の女性がマスクを着用する部分にメークをしなくなった

 新型コロナウイルス流行にともなった行動の変化について調査。50歳未満が48.5%、50歳以上が41.2%マスクを着用する部分にメークをしなくなった人が非常に多いことがわかった。

若年層の約4割がスキンケア・基礎化粧品を高価なものに変更

 直近1ヵ月におけるスキンケア・基礎化粧品の価格について調査した。結果、50歳未満の人が以前より高価な商品を購入している方の割合が高いことがわかった。また、50歳以上はまつ毛美容液をより高価なものを購入している。

新しい商品をオンラインで購入する割合は全体の約4割にとどまる

 オンラインショップで今までに使用したことがない化粧品を購入したことがあるかを調査。今まで使用したことがない化粧品をオンラインで購入したことがない方が、全体の約6割となった。化粧品は、自分の肌で試す・実際に見ることが購入前の重要プロセスに位置付けられる商品であることから、オンラインでの購入には踏み切りづらい状況にあると同調査は述べた。

オンラインでの購入はブランド力と口コミがカギ

 また、今までに購入したことがない商品をオンラインで購入した方にその理由を聞いた。結果、口コミと評価が購入に至る大きな理由となっていることがわかる。購入したいと思っている商品が決まっている場合、オンラインの方が実店舗よりも安く購入できることも購入理由になっていた。

 ブランドについては、50歳未満と50歳以上でやや評価が分かれた。有名なブランドという理由で購入する方は50歳未満で高い割合となった。使ったことがあるブランドの商品だから、という理由が上位に来ていることからも、化粧品はオンラインでの購買行動にもたらすブランドの影響力が大きいことがうかがえる。

テスター「必要だと思う」「やや必要だと思う」が8割

 最後に今まで使用したことがない化粧品を購入する前にテスターを使用することは必要だと思うか調査した。「必要だと思う」「やや必要だと思う」と回答した方が、年代問わず8割という結果となった。

 新型コロナウイルスの影響で店頭にテスターを置くことができなくなった以上、新しく顧客を獲得するために、試すことができない顧客の不安を取り除く購買体験を提供することが求められていると同調査は指摘した。

【調査概要】
 調査主体:ネオマーケティング
 調査方法:ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
 調査対象:アイリサーチ登録モニターのうち、全国の20歳~79歳の女性を対象に実施
 調査対象条件:本調査を回答したデバイスによって以下割付し、調査を実施
 有効回答数:1100名(50歳未満600名、50歳以上500名)
 調査実施日:2020年8月20日(木)~2020年8月21日(金)

【関連記事】
元ニールセン代表取締役会長兼CEOの福徳俊弘氏が、ネオマーケティングのCMOに就任
アンケート調査の回答デバイス、PCがやや多い傾向/回答の文字数の差はわずか【ネオマーケティング調査】
ネオマーケティングとスパイスファクトリー、D2Cに向けたShopify構築支援サービスを提供開始
ネオマーケティング、社会課題解決の取り組みをPRするサービスを開始 ストーリー性を持たせ情報発信
ネオマーケティング、新型コロナウイルス対策を実装した「ゼロ密調査ルーム」をオープン

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2020/09/16 07:30 https://markezine.jp/article/detail/34329

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング